工藤冬里
免許センターに行った
ナビに頼らずに行った
都営の応募の、灰色のC層を予想した
途中吉藤の、
借りようと思っていた窯場を過ぎた
朴の木のある
東京弁の女だった
五〇〇〇円くらいだったら陶芸教室に入ってもいいわよ
あの頃は金が無かった
セブンに寄った
時間はあると思った
そこであっさり命を落とした
そうしたら三種類の電線が面白く見えた
しかし矢張りバッドラックに引き返した
マスクを買うのは生まれて二度目であった
まさぐった
掃除婦が同じマスクをしていた
倫理がなければ詩を生きても意味はない
非常に分厚くワックスが塗られている
飴のようだ
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1331374568351559680/photo/1
#poetry #rock musician