鈴木 花
なんか みんなとの間に 何枚もの すりガラスがあるんです。
それって ぼんやり 奥が見えるんだけど
みんなを ちがうように うつしちゃうんです。
びんかんな私は
その ぼんやりを はっきりだと思っちゃって。
こわくなって
もっと ぶあつくして 不安になって
チラっと外をみれば また こわくなって。
負の連鎖。
逃げ出したいんですけど 逃げ場所は家なんです。
わたしには そこしかないんです。
1人なんです。
さみしいです。
つらいです。
ぼんやりは うそだと
どうしたら私は私に いいきかせられるんでしょうか。