「現実にもかなり慣れてきた」𝗟𝗔𝗨𝗦𝗕𝗨𝗕

 

工藤冬里

 
 

昭和新山の麓、
海はいっしゅん静かになった
ゴジラが現れる前のように
水中から言葉の枝が張り巡らされていたが
それは迷路を試そうとする電流のようだった
ヘルメットを被り、
転倒せよ
救急車は間もなくやってくる
そのドップラーにライムを乗せて
きみが時間になれ

 

 

 

#poetry #rock musician

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