二つの銀の喇叭は遠くまで届く

 

工藤冬里

 
 

二つの銀の喇叭は遠くまで届く
音を震わせると出発する
二人のアイラーに挟まれた背骨と腹

今わたしに終わりが来ている
トリアージ
わたしの番が来た

わたしと同じくらい額を固くして
わたしが後で理解するパフォーマンスを行う
破城​槌
親が子を食べ子が親を食べる

わたしの番が来た
わたしの葬式用の花輪は出て行った

 

 

 

#poetry #rock musician

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