ridiculers Ⅲ

 

工藤冬里

 
 

空飛ぶベッドは觔斗雲
絨毯ならバンド名はthe carpets
数年前から松山でも作ったという人が出始めていた
昔は無意識の結晶化なんてユングしか言わなかったが
妄想の民主化は地下の入り口を開けトンネルで繋ぎ更地にし元素に還元する
瀬戸内海のゴミでスニーカーをというのは進次郎がバカなのではなく浄化と優生思想に纏わるきみたちの妄想が彼にそう言わせているのだ
神秘主義がブームの頃genesisの六日は創造ではなく自力の次元の進化と結びつけられるのが常だったがその後創造は逆手に取られ「私たちの象に」を利用することでシュミレーションゲームとして愛なくプログラムされているというマトリックスに変わった
財布を失くすことと車の事故が下層現実の何よりの関心事になっているのはそのためである
北京の黄色い空と青い太陽

 

 

 

 

#poetry #rock musician

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