君の脚音を集めて飲んだ

 

一条美由紀

 
 


美しい言葉の奥に潜む自己満足のあざとさに
むしろ醜いままの方がマシだと思う

 


乗客は残り少ない
何処かへ行かねば、、
目的は必要なのだ
たとえ嘘でも

 


日は沈み影絵のなかに車は滑る
宇宙のことわりの中に
答えのない問いかけは増えてゆく

 

 

 

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