工藤冬里
無糖ストロングゼロをコンビニの裏で半分捨てて2023を終わらせたのがアル中には早過ぎるというなら何が遅過ぎたというのか世界を締め殺すのには
〇〇史という設定が崩れてきても泪のギターは残る。鋭角の残存物となった嘘は全面対決に向かう。ひとりの嘘として泣いているのだ。
最後の赤軍はリモコンで地雷の蕪を抜き、横たえる。横たわる蕪は満月の下で再び人間爆弾となり、狼狽えながら肺をやられる。股引の身体性を捨象したバルザック的な兵士として、蟹は月夜の畑に横退る。
見えるものは影にすぎず見えない方法そのものが実体である。祭壇は人が望むものではない。銅の体を着けたままその奥に入ることはできない。
咳を殺してベタ塗りの黒
Q&Aは
主題さえ分からず
不本意な年末
名誉回復のために考えついたのが国
国が先
目的が変わらないとはルートを変更するということ
名誉回復のために考えついた国には
無意味だった年始
主題さえ分からず
Q&A
咳を殺してベタ塗りの黒
国では誰が一番嬉しいだろうか
敵意が最も激しくなる時
戻れないとは思わなかった
強風に揺れる泰山木
雨混じりの明かるい日差しの中
世界にはもっと気味の悪い天候のところもあるんだろうなと思いながらも遠くの
雪山に合わない黄緑を見ている
能登の親戚は山に逃げて車中泊
#poetry #rock musician