終の棲家(Home,)

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今井義行

 
 

僕の、終の棲家は、何処だろう…。
僕は、いま、グループホームで暮らしています。
そこは、ほぼ新築マンションで、25人が、1DKの、個室を与えられています。
此処は、精神疾患者の集合体。光のような部屋で、僕は、いま、とても幸せです。
くるう、とは、くるいきれない、こと。
その日々に、生活支援を受けて、お買い物代行をして頂いたり、入浴支援を受けて、お風呂に入れて、頂いたり。
でも、このグループホームは「通過型」と言って、3年経ったら、出て行かなければならない、の…。
そうしたら、新しくアパートを、探さなければ、ならない、の…。
僕の、終の棲家は、何処だろう…。
グループホームに入居する前の、アパート暮らしは、苦々しかった。太陽が無かったし、畳は、ささくれだっていた…。
そんな中で、僕は、病んで、入退院を繰り返して、しまったのさ。
入院生活は、管理されていて、とても悲しかった、よ。
……生活保護法では、月限度額53,000円の住宅扶助が、支給されることに、なっております。
高いか、安いかは、当事者の感性に
よるのかも、しれない、ね。
でも、グループホームに比べたら、確実に、住環境は、落ちる、の。
僕は、自己破産しているから、審査に通りづらい、ブラックリストに、載ってしまって、いる、の…。
だから、僕は、自分で、住環境を、探し求めて、いかなかれば、ならない、の…。
北向きの部屋にも、光あれ!屋外洗濯機置き場にも、光あれ!そこが、フローリングでなくとも、光あれ!
…………………………。
時には、娼婦や男娼が出入りできるような、清らかな世界を創造できていくと、良いなあ!

 

(2024/03/17 グループホームにて。)

 

 

 

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