光の疵 2月 投稿日時: 2015年2月5日 投稿者: michio sato 芦田みゆき 粒子の粗い闇にひたった皮フが しくしくと疼くので、 そうっと持ちあげてみる。 光のくずが纏わりついてくる。 痛むのは、ここだ。 目を凝らし、見つめると、 ほんわりと発熱している。 視覚が、はじまったのだ。