光の疵 ふたつの川 投稿日時: 2015年5月5日 投稿者: michio sato 芦田みゆき あたしは橋のうえに立っている。 光が欲しくて、 光が欲しくて、光を欲して、 皮フに切れ目を入れる。 眼前の川から、 色分けされていない 大量の光線がなだれこむ。 その時、 皮フの裏側で 川が開始する。 頭部から爪先へ、 ゆるゆると、 あたたかな川は流れて…