くすねる

 

爽生ハム

 

 

空気を口で吸うな、つまり食べるなと、酷く卑猥に叱られました。

空気は鼻で吸うもんだって教えてもらった日から、先生は、まあまあ昔も、特に卑猥ではあった。これからもいんちきな顔をするはずだよ、昔からね。
その教わった日の先生は、
その教わった日に生きた私は、
呼吸困難になりながらも、何処かで見た呼吸の断面図を
スマホからとりだしたはず。

卑猥で漬けた口は赤面していた。
私の口でも、先生は入る。
逆撫でして照らした口への道中で
空気と呼べる存在は、
見あたらなかった。
存在しなくてよかった。

ありがとう、死ね。見あたるなんて食べ損ねた貧困層がやる事だから。

先生みたいな、私みたいな
そこらへんの美術教師よりも面白い授業ができてしまう人は、
楽しそうに磁場にとびこめるんだよ。

 

 

 

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