ひと噛みに涙も忘る唐辛子 投稿日時: 2019年9月9日 投稿者: michio sato 一条美由紀 「嘘」という名の私。切り刻むのが好きだった。でもいつも本当のことを言ってきた。 後悔の土塊が増えていく。幸せの植木鉢もいくつか増えた。 いつも混ざり合う。いつも喧嘩する。 何を植えようか、何を育てようか。 ハイウェイの先に広がるサボテンの楽園、 そこでの待ち合わせには間に合いそうにない。 多分、永遠に。そして永遠に。 私は永遠に。