広瀬 勉
1526 : 200927 19:00 東京・杉並 高円寺北
#photograph #photographer #concrete block wall
昨日
女は
仕事を休んで
ランチに誘ってくれた
死んだモコの詩で
地方都市の賞を貰ったから
お祝いなんだろう
朝
遅く起きて
立体駐車場にクルマを停めた
デパートで赤福とメロンパンを買った
それから
ホテルのレストランに
入った
バイキングというのか
料理を皿に載せて
テーブルに
持ち帰る
客はほとんどが
女のひとたちだった
野菜サラダを山盛りにして食べた
アイスも食べた
珈琲も飲んだ
ガザの人たちが
支援食料に群がる光景を思い浮かべながら
食べた
満腹になった
午後
帰った
ベッドに横になった
夕方に起きて河口まで走った
風が強く吹いていた
詩を書かなかった
それで
いま
工藤冬里の
“from a summer to another summer” を聴いてる *
“それにしてもほんとの夢は” *
“それにしてもほんとの夢は” *
そう繰り返し
工藤は歌を終わる
かつてわたしの夏はあった
いまわたしたちは別の夏を生きる
夏はわたしのものでもあなたのものでもない
* “from a summer to another summer”は工藤冬里のワンマン「2004.5.5 裏窓」 の7番目の曲です.
https://torikudo.bandcamp.com/track/from-a-summer-to-another-summer-4
#poetry #no poetry,no life
親指から裂けながら
コラージュ主体の世界線で
濁りのひかりのフォントを運ぶ
土の器の
土にではなく入れて運ぶものに器の価値があるのであって
川沿いにじわじわ行きよってえなsouvenirとして
なんか踏んだ?
いや、あのフラーの家今日招待状持って行った
ほうなん?野球は?
黒銀河にアザゼル
突き落とすんやっとおきやいわれて
やっといちゃらいゆうてはみたんじゃが
わしが身代わりでえんけ
いくまいげ弁償できまいげ
見とおみミカン山に立っとらい
まーえにきしゃない牡丹色の病院があったろ
やめやめ数え切れんて
ミカンもうやめたけんな
ほうよ要介護2ーよ
デイは週2行きよらい
今から結婚てて
養子に入ったんじゃけんど
発酵もせんもんで
われてしもとらいの
マックに人肉混ぜよらい
埋めても烏がつつきだしよるけんの
葡萄茶と青緑の
言語を撫ぜるように杯は回され
黒銀河に消えていった
回転する言葉
シャコ色だな
白黒の
#poetry #rock musician
20年
old faithfulな間歇泉は
怒りの専心を溢れていたのか
きみは高潔を歩んでいたか
自分で自分を精錬するのは難しい
集約を閲覧し花粉を憎み潔白を示している
家を愛しているきみは平らな場所で7回ワクチンを打った
すき家のネズミのように、あの頃
ワンオペだから差が開いていったのかなあ
賢さは死体の色
奈良か
一人殺したことに比べればネズミなど
自分の中foremostで三権分立
司法の武器化
あれ?マニュアルのレバーがどぎついバーミンガムの紫緑方言が北へ
I am the foremost
親指で塗り消し
died for nothing
#poetry #rock musician
花びら
やわらかい
清らかな
白い
捨てることができなかった
うすいピンクの
花びらの
憎悪は
愛は
流れていた
ロミオは毒を飲んだ
ジュリエットは短剣を刺した
憎悪と
愛とは
血の色をしている
薔薇が咲いている
突堤の
先で
男は
喇叭を吹いている
***memo.
2025年4月7日(月)、
静岡市「サンビエントカフェ(旧みろくさんぶ)」での”向井千惠ソロ”の後で”無一物野郎の詩、乃至 無詩!” 第36回を行為する予定でしたが、翌日の夜に自宅で書いた123個めの即詩です。
タイトル ” アザレアの花束は偽りのバラか ”
好きな花 ” バラ ”
#poetry #no poetry,no life;