広瀬 勉
#photograph #photographer #concrete block wall
生
精神科へコンビニのように通うことができる世の中にしたいと主治医はかつて思っていたと
そしてそんな世の中が近づいてきたといい
わたしはふとじぶんの人生をふりかえる
どうも疲れが抜けず緊張感にさいなまれて生きていた頃、それが希死念慮までになるのであれば
病院に連れて行くのが特に親というものではないか
けれども世の中でいい人、まともな人と見られてきたわたしの親族たちの大半も偏見にみちていた
きょうだいは今でもわたしを
変な病にかかっている人という
変な病だから付き合わないというのはどういうことか?
血も涙もないなと思う
じぶんだけが特別でじぶんは大丈夫という人はとても危うい
具合が良くなければ薬をのむのは一緒だろうに
彼らの思考がとても息苦しく追いかけられるように感じる
いい人やまともな人と呼ばれる人に
わたしはなりたくない
心がある人と呼ばれたい
昼前に
銀行の
キャッシュコーナーで
現金を下ろした
それから
帰って
いくつか
浜風文庫を更新していた
辻さんの赤ちゃんの詩と
広瀬さんのブロック塀の写真を
公開した
午後に
海を
見に行く
クルマで行く
椅子を
すこし倒して
海を見てた
ポットのコーヒーを飲んだ
西の山がいた
灰色の空がいた
この空に
ドローンはいない
砲弾も
機銃掃射も
ない
ミサイルも飛んでこない
鳩たち
寄ってきた
海は
昨日の雨で濁っていた
波立って
いた
午後の海を見て帰ってきた
#poetry #no poetry,no life
茎があり花があった
国旗のような花
見たことがある
動画になったブロードウェイ・ブギウギだ
%で報告だと
549万人のうち210数人だから2万6千人に1人、
助けは野獣ではなく別の国から行く
菓子は食べない
正しいところに逃げる
何がいけなかったのだろう
それぞれの魅力的な特性を併せ持っていたが
男女に分けた
どちらの特質も詰まった卵のようだ
持っているぜ
持っているわ
顔を覆え
限界を弁えるほうの慎み(humilityではなくてmodesty)
控え目だけではない蛍光緑
リズムの良いフォークのヒット曲のように
森恒夫のように怯えて
曲がった地層ごと重機は持ち上げた
葉脈の赤いアルト
マットな鉄の爆弾
読み書きできるようになる
思い付きで話さないと腰が痛い
鷹の飛ぶ青白い空
柄が見たことある
白いケチャップ状に溺れている
値切り方を教える
筆ペンの声
筆圧の変化は劇的だ
塩で消毒
勝手に映画を観ている
#poetry #rock musician