広瀬 勉
1537 : 200929 15:16 東京・杉並 阿佐谷北
#photograph #photographer #concrete block wall
春なのに仕事をしない恥晒しの子供はまず立ち上がらなければならなかった
白茶けてきたのは白髪だからだ
アニメの犬のように
守り切ることのできないゲームのように
浅かった椅子を坐り直して
言葉が人を永遠に助けることができるならば
趣味だけでは豊かになれず
生を存えさせることができない
醤油差しのように坐っていた
体の中に銀があり
137.5度の渦巻に粒子ごと呑み込まれる
アルミの塵取りが光って
失透空色のアレイを片手で持ち上げ
投げ捨てても投げ捨てても
日の出日の入りが重なり
牡丹色系列の重荷は海底に
見えない力なのでそれはセオリーではなく経験
#poetry #rock musician
ひとと
ひとが
いる
縁側にいる
台所で
鈴の音がきこえる
ひとが
いる
息をしている
白い髭が伸びている
いのちを
分けている
・・・
** この詩は、
2025年4月25日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第16回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。
#poetry #no poetry,no life