砲弾を
撃ち込む男も
死んでゆく
あの子供たちも
ヒトかい
母は泣き叫ぶだろう
父は
死ぬ覚悟で銃をとるだろう
ヒトなのかい
彼らもヒトなのかい
無言の
ない言葉を語れよ
静かな
ない言葉を語れよ
死者たちに語れよ
死者たちに語れよ
砲弾を
撃ち込む男も
死んでゆく
あの子供たちも
ヒトかい
母は泣き叫ぶだろう
父は
死ぬ覚悟で銃をとるだろう
ヒトなのかい
彼らもヒトなのかい
無言の
ない言葉を語れよ
静かな
ない言葉を語れよ
死者たちに語れよ
死者たちに語れよ
ことばのつぶだちについて考えている
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・
炊飯器のふたをあけて覗き込んでみる
米のつぶが 湯気のなかに立っている
よく見るとひとつぶひとつぶ形が違い
それらの接触が「味」を生むのだろう
こころのなかで 砂粒がふぶいている
わたしは紅い砂丘を ただよっている
目が痛い 砂粒が睫毛に絡まってくる
そんなときこそ 目を強くひらくのだ
何が見えるか見えるものが見えるのだ
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・
わたしは それらを網膜に焼きつけて
机上のPCの画面に 記録をしていく
ことばのつぶだちについて考えている
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・
炊飯器のふたをあけて覗き込んでみる
米のつぶが 湯気のなかに立っている
よく見るとひとつぶひとつぶ形が違い
それらの接触が「味」を生むのだろう
それらの接触はわたしの米の研ぎ方だ
そのときにわたしは 左側の腕を使う
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・
わたしは それらを網膜に焼きつけて
机上のPCの画面に 記録をしていく
ことばのつぶだちについて考えている
炊き立てのお米のようなつぶだち・・・・
わたしは砂塵になど吹飛ばされないぞ
充血した目でことばのつぶだちを愛す
今朝も
ブロック塀の写真をみた
広瀬さんの
ブロック塀だ
鈴木志郎康さんは
「ブロック塀」性の発見といった
大衆が積み上げてきた
ものなのだと
いった
興味や
関心だけで
30年
ブロック塀を
撮りつづけられるか
そこにアガペはある