put 置く

 

雨戸を

閉めて
ブラームスの

6つのピアノ曲の
第6曲を

繰り返し
聴く

そこに

おとこがいて

おんなと
おとこがいて

きみは

甘い
液体なのかい

世界の終わりをみてる

雨戸を
少し開けてみる

底のない世界できみの美はどれほどの強度をもつの

 

 

 

drive 運転する

 

こだまは
新富士を過ぎた

昨日は
高円寺の

バー鳥渡で飲んだのだったか

朝まで
飲んだのだったか

広瀬さんが
歌うのを

聴いたの
かな

午後に目覚めて
水風呂に

はいり
新幹線に乗った

のだったか

こだまは
新富士を過ぎたのだったか

 

 

 

pond 池

 

そこに
いた

ひかりは
射していた

祠のまえに
ござをひいて

すわって
いた

笑って
いた

牡丹の紅い花が咲いていた

母も
沖縄で死んだ

叔父さんも

笑って
いた

祠の横には
泉があり

山椒魚たちが
泳いでた

そこで産まれ
帰る

そこに帰る

 

 

 

touch 触れる

 

おととい
大阪から帰って

ビールを飲んで
ねむった

それから
海をみた

のか
空をみたのかな

突堤をみた
波が光るのをみた

世界の果ては

平らで
この世の時間がない

深夜に
ブラームスのピアノを聴く

晩年の118-5
この世の果ての唇に触れた

 

 

 

farm 農場

 

きのう
大阪から帰って

深夜にビールを飲んで寝て
しまった

今朝
モコに起こされて

モコに
おしっこさせて

ソファーで空をみてた

子供のころの夏の朝を思った

キュウリと

トマトと
オクラをもいで食べたな

どこの国の村でも
朝の野菜を食べただろうな