今朝
モコと海にいった
風が
吹いてた
霧につつまれて
霧のなか
モコと歩いた
西の山も霧の中だったのさ
いま
部屋にもどって
斉藤徹さんのコントラバスを
聴いている
モンゴルの
四季の草原の歌だ
風を抱いて
生きて
きた
ヒトたちもいる
今朝
モコと海にいった
風が
吹いてた
霧につつまれて
霧のなか
モコと歩いた
西の山も霧の中だったのさ
いま
部屋にもどって
斉藤徹さんのコントラバスを
聴いている
モンゴルの
四季の草原の歌だ
風を抱いて
生きて
きた
ヒトたちもいる
夜中に
ブラームスを聴いた
もう
朝なのかな
カーテンのむこうが
明るくなって
いま
鳥が鳴いた
ヒヨドリかな
椋鳥とは脚の色が違うんだと
聞いた
脚が灰色なんだ
ヒヨドリは
夜中に
目覚めて
ブラームスの間奏曲を聴いた
117の1さ
満員電車で
シフのバッハを聴いてる
インベンションと
シンフォニア
それで
田中小実昌さんの文を
読んでる
腰にある
ふたつの窪みが
ヴィーナスのえくぼなんだ
どうなんだろう
此の世は
こまったことを
抱いて
電車に乗っている
休日には
朝はやく
海を見にいった
いつも
そう
いつも海を見にいくのさ
海のうえには
空がひろがってる
海の色は
空色さ
海は空の色を映すのさ
ことばもそうさ
空は海を使わない
海は空を使わない
だれも使わないのさ
なにも使わないのさ
夕方
目覚めて
モコと散歩した
地上に
空は重なっていた
それから
眠った
夜中に
目覚めて
一日は遠い
むかしのことのようだ
今朝
モコと別れてきた
おしっこにいきたい時
モコはぐるぐると
はしりまわる
ひとりで戸を開けることもある
こだまは
熱海を過ぎた
モーツァルトの
ピアノ・ソナタ へ長調 K.280を
聴いて
こだまに乗ってる
また
叙情かよ
そう荒井くんは言うだろう
四谷三栄町の
公園の
ベンチが好きだ
だれも
拒否しない
そんなベンチになりたいな
ことばも
どうかな
どうなんだろ
わからない
わからないな
この道がどこまでつづくのか
あの山が
どこまでひろがるか
わからない
母がいて
姉がいて
祠のまえで
ひざまずいていた
牡丹の紅い花が咲いていた
笑っていた
農場の農道の
奥に
祠はひらいていた
しなかったな
ゲームは
しなかった
となりで
こどもたちが
遊ぶのを
みてた
キャッキャ笑っていた
あかい帽子の
髭の
おじさんがはねるのを
みてた
ゲームが終わるまで
みていた
終わりはひかりの
破片だった
ひかりが散乱していた
やらなきゃ
やらなきゃね
やらなきゃ
やられちゃうでしょ
号令の
あとにね
ひく
わけでしょ
引鉄を
ひくわけでしょ
バリバリと
おんなも
こどもも
としよりも
敵を
バリバリと
バリバリと
バリバリと
やるわけでしょ
バリバリと殺す
うめいてた
グールドは
ピアノを弾きながら
うめいていた
音像の坂があり
そこを
のぼるとき
うめくだろう
わたしも
うめくときがある
ピアノは
弾かない
ふざけろよ
そう
言ったあと
などは
うめいている
ひかりの坂をのぼっていた