station 駅

 

佇つんだ
ろうね

いつか
佇つんだろ


みわはるかさんの

詩を
読んだ

詩は
片足をだした

そして次の足をだして
歩いてく

それから詩は

駅のホームに佇つだろう

昨日
荒井くんに

ふざけろよ
といった

のか

特急はいくつかの駅を過ぎた

 

 

 

hometown 故郷

 

夕方だった

音が
なかった

目覚めると

窓の
外に

青みがかった
空があり

むこうの

西の
山の

家々のなかに
灯りが点きはじめたのだったろう

故郷は
わたしにもある

母が
姉の家にいる

東鳥海山という山が
あり

天辺がたいらだった

 

 

 

bone 骨

 

骨というのを
見たことあるかい

ヒトの
死んだ骨をさ

見たこと
あるかい

死んで
焼かれて

ヒトは骨になるんだね

そこが
行き止まりでもなく

海に
まかれたり

山に
捨てられたり

犬に喰われたり

ヒトに
喰われたり

するんだろ

白い
骨はね

 

 

 

window 窓 窓ガラス

 

夕方
浜辺の車の

窓の

人性の美と品位とに対する内面的な深い感情性、
及び普遍的の根拠としてのこの感情性の上に、その全体の行為を関連づける心情の
持ち方と強さとは、厳粛であり、

窓の
外に

カントの

しろい尻をみた
綺麗だ

儚い

 

 

※イマヌエル・カント「美と崇高との感情性に関する観察」より一部引用しました。

 

 

 

make 作る

 

どうだろう

つくる
のかな

どうだろう
どうかな

モコは今朝早く
吠えた

おしっこに
行きたかったんだ

窓を開けてやると
玉砂利のうえでにしゃがんだ

それから
モコと海を見にいった

むこうから
やってくるのを待ってる

そういう感じ
作るのではなく

 

 

 

moment 瞬間

 

浅草橋で
荒井くんと

飲んだ

昨日は
荒井くんの

誕生日だったのだろう

荒井くんは
母を見舞って

富山から帰ってきた

蛍烏賊の
沖漬けをくれた

それから
深夜に

薬師丸ひろ子を聴いた

すきよ でもね たぶん
きっと

そう歌っていた