yard 庭 中庭

 

今朝は
ぼんやりと日射しが

降っていた

西の山も
霞んでいた

そのヒトの庭にも
日射しは

届いているだろう

もう
君子蘭も

小手毬の花の色も

濁って
しまった

花も
いつか

腐って
落ちるだろう

日を
浴びて

いつか
中庭の地面に落ちる

 

 

 

earth 地球

 

まわって
るんだろうね

ぐるぐる
とね

ものすごいスピードで
ずっとね

誰も
気づかない

墓のまえで
あぐらをかいて

酒を飲んでたりする

滅びに
むかっている

青空に
ぽかんと

きみは浮かんでいたね

サヨナラ

この世は
ずっとまわっていたさ

 

 

 

pot つぼ 鉢

 

今朝は
スープをつくらなかった

昨夜
曽根さんと飲んで

神田で
銀座線に乗ったのかな

中目黒で乗換えて
気付いたら

日吉だった

新丸子で
夜中に

渡辺 洋さんのツイートを読んだ

長尾さんが纏めてくれた

いつもポットに
スープを入れて会社に行く

 

 

 

such そのような

 

モコは元気がなかった

散歩にいこうといっても
困った顔で

みあげていた
うずくまっていた

それで病院に連れていった
血液検査をした

怖がり痛がるからだを押さえて
血をぬいた

検査結果に問題はなく
整腸剤をもらって帰ったのさ

そのような休日だった

 

 

 

pond 池

 

かつて
冬の池に身を投げて死んだ

男がいた

男は

自己に
殺されたのだろう

池は

閉じこめる
鏡だ

水を

ひらき
流れて

海に
いけよ

男よ
死んだ男よ

みんなそこにいくが
景色は違う

突堤がのびていた

テトラポットが

波に
洗われていた

 

 

 

rain  雨

 

夜中に
ブラームスを聴く

間奏曲変ホ長調 作品117-1

グールドが
弾いてる

繰り返し
聴く

ここには何もないのに
もどってくる

朝から
風が吹いていた

小手毬の白い花が激しく
揺れていた

雨にならなかった

ここには
何度ももどってくる

 

 

 

worry 心配する

 

今朝
めざめた

今朝も
目覚めた

眼が開いていた

カーテンが
仄かに

明るかった

小鳥が
鳴いていた

まだ小鳥たちは鳴いていた

夢のようだ
この世は

ヒヨドリたちだろうか

哀れだな
愛しい

昨日の夜
ドゥルッティ・コラムを聴いて眠った

 

 

 

flight 飛行

 

浅草で

荒井くんと
飲んだ

ベトナム料理屋で
飲みはじめて

屋台により

それから
ファミレスで飲んで

タクシーで
駒形の荒井くんの部屋に

帰った
のかな

薬師丸ひろ子と
ドゥルッティ・コラムを

聴いたのかな

世界はまわっていた
音はない