金曜日は
高円寺のバー鳥渡で飲んだ
それから広瀬さんと
別の店に行き
広瀬さんの友だちの女のコが
歌うのを聴いた
可愛かったな
彼女なのかな
気付いたら千葉にいたんだ
驚いたね
引き返して
こだまで帰ったのさ
浜辺の町に
いつも帰るのさ
金曜日は
高円寺のバー鳥渡で飲んだ
それから広瀬さんと
別の店に行き
広瀬さんの友だちの女のコが
歌うのを聴いた
可愛かったな
彼女なのかな
気付いたら千葉にいたんだ
驚いたね
引き返して
こだまで帰ったのさ
浜辺の町に
いつも帰るのさ
今朝も
目覚めた
雨ですね
椋鳥も
鳴かない
地上を叩いて
窓辺にも落ちて
雨の音がある
ヒロセさんから
メールはなかった
冷蔵庫の中の大根とゴボウと
干し椎茸で
スープをつくる
カレー粉で味を付ける
雨に
目覚めて
メールをまっている
朝に
なる
酔いつぶれて
ねむって
朝になる
雨ですね
今朝は
雨が地上を叩いている
椋鳥が鳴いた
夢を
みたいな
夢のなかに
目覚めたいな
なんども
なんども
夢のなかで
目覚めたいな
週末には海を見ていた
ひかっていた
夢だったのかな
世界の
果てに
捨てる
捨て去る
石油と
石油製品と
鉄パイプと
核と
ゴミ袋を
捨てる
道端に捨てる
山積みになったゴミのなかに
子どもたちは
暮らしていた
ゴミを拾っていた
汚れた鉄パイプの椅子で
少女は手淫した
わたしを見てといった
ひかって
いた
風はかすかに
流れていた
朝日を
受けて
海原はひかっていた
ひかりの玉は
浮かんでいた
いくつも浮かんでいた
いくつもいくつも
浮かんでいた
その先に
おひさまは浮かんでいた
おおきいのかな
おひさまは
見つめることができない
めざめて
今朝は
facebookで空をみた
それから
トイレに起きて
お風呂にお湯をためた
干し椎茸の
もどり具合を見て
スープの
具を煮た
子を捨てて
裸になって行くヒトもいたろう
スープは煮たっていた
死ねるかい
もう死ねるのかい
さっき
雀たちが鳴いていたのに
雨が降りはじめた
雨粒が
地上を叩いている
多摩川のうえを
羽田から飛んだ飛行機が遡上している
尾形亀之助は
あの世のどこだろう
詩を書いているだろうか
此の世のものか
詩は
きみの背中を抱く
きみの普遍的な背中を抱く
砂の上に
細い草が生えていた
白い波が
たっていた
細い道をぬけて
砂丘のむこうに海がある
カモメが飛んでいた
海鳴りが聴こえていた
大風を
まっていた
ヒトは
ヒトの姿はみえない
小鳥の鳴いていた
白い波は
立っていた
失って
見えると
書いた
亡くして
見えてくると
書いた
そうかい
そうなのかい
息を
吸って
吐く
息を吐いてから
吸ってみる
ないだろ
なにもないだろ
見たいだけだろう
見たいだけだったんだろ
世界は砕かれている
四つの辺の
内角が
等しい四辺形
そう定義すれば
よいの
それで
正方形が
わかったの
なにも
わからないな
海辺にたつと
水平線がみえる
水平線は直線ではないが
直線に見える
水平線を
見ていた
水平線を見ているヒトたちがいた