朝になった
ラ・モンテ・ヤングを聴いていた
西の山が
明るくなって
雲がながれていった
弥陀は
あらわれなかった
目覚めたモコに
キスをした
おしっこに連れていった
深夜にfacebookで
壊されたガザの街と荒井真一の尻の穴をみた
もういちど
この世にキスしよう
朝になった
ラ・モンテ・ヤングを聴いていた
西の山が
明るくなって
雲がながれていった
弥陀は
あらわれなかった
目覚めたモコに
キスをした
おしっこに連れていった
深夜にfacebookで
壊されたガザの街と荒井真一の尻の穴をみた
もういちど
この世にキスしよう
詩集を
買いました
amazonで1円でした
写真に
短い詩が
添えられていました
リルケ
イェーツ
ミューア カーソン
このヒトたちは
世界を見ていたでしょう
ミューアは言いました
ヒトは
すべすべした石の玉みたいに
切り離されている
今朝も海を見ていた
重たい
雲が降りて
ひかりは
隠れていた
海は空の色を映して
灰色だった
ここに
詩の構造があると思った
海と空を別ける
もの
古代のヒトは見ていただろう
風は吹くだろう
古代の
西の
山は灰色の雲に隠れていた
深夜に
目覚めた
酔い潰れて
居間の床に眠っていた
モコが
身体を添わせて
眠っていた
小さなモコが
眠っていた
モコ
モコ
あれらのことや
それらのことが
世界には
あるね
たくさん
たくさん
モコを抱いて
ベッドで眠ろう
西坂をのぼり
千尋さんの生家の手前に
二十六聖人たちは
いた
空を見上げて浮かんでいた
救われたか
彼らは
救われたろうか
公園に猫たちは
いた
長崎の街が見えたよ
教会の鐘の音が響いていた
叫び声だった
ヒトビトは叫んでいたよ
仕事を
切り上げて
荒井くんと会った
浅草のしぶやで
金宮を飲んだ
荒井くんは
すこし濃いめで
といった
鰯の刺身が
おいしかったな
夏の海で
鰯の群れがきて
鰯を釣ったな
海が真っ黒だったな
荒井くんと
地下鉄の入口で手を上げて別れた
流れて
いた
河は
二重に流れていたろう
川底の小石の
上には
ハヤたちが群れて
泳いでた
そこに
世界はあった
水面に
青空と太陽が光っていた
光り
輝いていた
言うべきことは
ないさ
やがて
二重の流れにまかせて
白い腹を裂くのさ
今朝も
スープをつくった
オクラとジャガイモと
豆腐とワカメと
干し椎茸をいれて
鰹だしで
塩をひと摘み
いれた
それから
胡麻油をたらした
灰汁を掬い夢想する
澄んで
ゆく
夢は
そのまま金色の河だ
流れていった
死の岸まで流れていった
どう
むかえるのか
そのヒトを
どう迎えたらよいのか
誰も
いない
仏間なのか
にぎやかな客間なのか
そもそも
そのヒトは誰か
血縁は
あるのか
友人の友人なのか
蝉の声を
聴いた
ない
夏を抱いた
団地を過ぎて淋しい盆踊りをみた
と言った
違和を
おぼえる
もともと
民話で
あり
口承の
説話であったろう
メルヘンに違和を覚える
ディズニーに違和を覚える
見てはならない
ものが
隠されている
恐ろしい
ねずみが
二足歩行して笑っている
ニコニコ
ニコニコ
モコはその事を知らない