day 日 昼間

 

すっかり

暮れて
しまった

もう西の山の空との境界も
見えない

今朝
目覚めて

トイレのガラス窓に停まった
羽蟻をみた

それから庭の
蘭の葉のみどりに光るのを

みた

海辺では
雲が形を変えて

流れて
いた

日は

暮れて
光の記憶だけになった

 

 

 

asleep 眠って

 

見なかった
のか

夢は
新丸子の

夜道を帰ってきた
雨の日に

見た
小さな紅い花たちが

枯れて

内田光子の
シューベルトを聴いて

眠ったのか
夢は

見なかったのか
忘れて

しまったのか

朝になり
空白の夢の後を追う

紅い花が
咲いて

 

 

 

cover 覆う

 

今朝
めざめた

今朝もめざめた

カーテン
から

ひかりは
漏れて

天上に

ひかりが
揺れるのをみた

やぶれるもの
ほころびるもの

それはヒトのいのちだろう

いのちを物語で
覆うな

覆うな
覆うな

鳥たちは裸で佇ってた

鳥たちは
歌っていた

 

 

 

love 愛 恋愛

 
 

愛ですか

どうなんでしょうか
むずかしいな

愛は
詩になるの

どうなんでしょ
愛は

やぶれ

でしょうか
ほころびでしょうか

愛は

やぶれてしまった
ほころびてしまった

モコをみて思います

山茶花の
白い

花をみて思います

愛はしろいな

 

 

 

hut 小屋

 

きのうは
ユアンドアイの会で

辻 和人さんの
真空行動の詩を読んだ

ハッカの味が
あり

本田美奈子がいて

灯台と
叔母さん


いた

猫たちもいた

経験をどこに措くのか
ワタシは

いた
のか

野原ノ松ノ林ノ陰ノ
小サナ萱ブキノ

破れた
小屋には