猫と人と **

 

さとう三千魚

 
 

本屋に
猫がいる

猫は
テーブルの下を歩いてきた

白と黒の毛の
猫の

瞳が大きい
集まった人たちはここで詩を書いた

“方代”と
“顕信”と

“星の王子”を連れてきてくれた

 

・・・

 

** この詩は、
2024年11月1日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第10回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

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工藤冬里

 
 

投げ捨てられても
土くれを記念に焼く
死に別れた保存版
打ち上げられたカメラが落下した
山中には写本が
燃える茂みの
筋の通った冷たさ

筋の通ったグリッドに
計量器の公正が満たされ
目を閉じ
頭上の海水をやり過ごし
タコに殴りかかる
爪楊枝だけに
魚の腹の照り返しが
オーロラのようだ
シベリア帰りがノルマを教えた

傷の治らない土鍋を
焼き尽くす天使が扱う
本物の独身
違っている点を個別に教えるので
怖れが横行してた

 

 

 

#poetry #rock musician