give the devil his due

 

工藤冬里

 
 

1967年にセシウム133が91億9263万1770回震えると一秒、と決まった。ということはそれ以前に一秒はなかったのだ。一秒がなかったのなら時間もなかったのだろう。かろうじて空にふたつ光体はあった。だがそれは時間とは関係ない。最近は動きを時間と勘違いする奴が多くて困る。俺に規則性などない。ただSaulPaul的な慾望との突発的な戦闘があるだけだ。負けても勝ってもpositiveに倫理はない。B系やセミナー系のポジティブ信仰が廃れるのもそのためだ。セシウム137じゃあるまいし核もないのに海の荒野に対して宣告してみたり、一秒に合意しているのに印欧語族を反米に仕立て上げたり。死ぬことにポジティブ。なかった時間の満期だ。払うよ。

 

 

 

#poetry #rock musician

あそぶということ † † †

 
 

さとう三千魚

 

みなさんとあえて
よかったです


しろくませんせいとよばれて
うれしかったです



みなさんが

おやつをたべたり

あそぶのをみていて
しあわせになりました

おとなになると
みんなわすれてしまうのですが

あそぶことのなかには
とてもたいせつなことがあるとおもいます


たいせつをひとつだけみつけて
ずっとずっともちつづけることができたら

みなさんは
とてもしあわせになれるとおもいます

 
 
 

2021年3月30日_子どもたちへ

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

追憶のハイウェイM6

 

工藤冬里

 
 

スコットランドに入るモーターウェイは板チョコのように盛り上げられていて
10日に手に入れた山羊は殺されるまで3日家の中で大切に可愛がられ
それから殺されなくても良くなって子供らが喜んで
上にあるものは下にもあると言うのは間違っていて
正しくは最初のガーデンから今に至るまで上と下が組織立って共同してきたということで
憲法が誰に向けてサインされているか考えれば明白で
自分に誓うことしか出来ないなら自らを運営できる訳がないから
予告されていた進展を巻き物を展くように速める
山羊が出ていく5日後に椰子の葉を振り
心に叶うno menのような顔して
to know him is to love himと唄うぼくら

 

 

 

#poetry #rock musician

また消えた **

 
 

さとう三千魚

 

皿に
甘い

菓子を盛った

匂いを
受けて

ふすまの向こうから現れた

黒と白の
大きな

匂いをかいで
消えた

尻尾をゆらしていた
縁側でないた

 

・・・

 

** この詩は、
2026年2月27日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第26回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。

 

 

 

#poetry #no poetry,no life