広瀬 勉
東京・八王子駅付近。
カバライキン カバライキン
カバライキンが、暴れてる。
カバライキン カバライキン
テレビや、ラジオで、騒いでる。
カバライキン カバライキン
朝から晩まで、うるさいぞ。
カバライキン カバライキン
カバライキンとは、そも何者?
カバライキン カバライキン
カバライキンは、私です。
1 10 100 1000 10000
いますぐお電話、くださいな。
カバライキン カバライキン
カバライキンは、約束します。
1 10 100 1000 10000
カバライキンは、儲かりまっせ。
カバライキン カバライキン
カが、バラバラと飛んできて
真っ赤なバラに、バラしたそうな。
カバライキンは、世にも恐ろしいバイキンでっせ。
カバライキン カバライキン
カバライキンは、悪い菌。
おまえの手口は、分かってる。
カバライキンに、油断をするな。
カバライキン カバライキン
カバライキンは、夢の金。
1 10 100 1000 10000
お金がないのに、ある気にさせる。
休日の海はうねっていた
休日の
終わりの
まだ
朝になる
まえの
きみの
背中に
小石を置こう
濡れた小石を置こう
大風は
遠く
海はうねっていた
沖合のテトラは一列の波しぶきだった
濡れた一列の死者たちだった
濡れた死者たちだった
鞄に感動することを感じ
おおいに鞄は ずたぼろに
鞄のことは
純粋な思い込みで忘れる
連結した視線が
フックにひっかかる
憶えのない 環境だった
歯ぎしり用の紐で
飾り花が固定された側道は簡素
はぐれたあばずれをめざして
帰宅するたび
逆光があっけらかん
気が紛れるから記憶するんです
でも感動することにおされて
坂を真っ逆さま
しがみつく指の間隔から
飾り花が真実味をおびる