尾崎 幸
ハハコグサ
2025.4.24 雨
クモとアリが遊びにきました。
つなげないだろう
なにも
つなげないだろう
ダリアは
佇んでいる
崩れている
なぜ殺すの
なぜ飢えさせるの
なぜ
見捨てるの
なぜ声にならないの
なぜ
声に
ならない声で言うの
なぜ
呻くの
なぜ
白いの
なぜダリア白いの
なぜダリア白いの
ダリア
咲いている
佇んでいる
崩れている
叫んでいる
呻いている
***memo.
2025年5月29日(木)、
自宅にて
“無一物野郎の詩、乃至 無詩!” 127個めの即詩です。
タイトル ” つなぐ ”
好きな花 ” 白いダリア ”
#poetry #no poetry,no life;
秋が終わり
冬の始まるころ
天辺が
白く
光るのを
見たことがある
あれが焼石岳と教えてくれたひとは
いない
もうみんな
いない
冬は
言葉がない
紅い椿を胸に抱いている
焼石岳の
天辺を
白く光らせ
紅い椿を
抱いて
雪の細道を行くひとがいる
***memo.
2025年5月28日(水)、
自宅にて
大磯 ” soui ” 詩をひらく、の後で
“無一物野郎の詩、乃至 無詩!” 126個めの即詩です。
タイトル ” 冬 ”
好きな花 ” 椿、紅い花 ”
#poetry #no poetry,no life;
くん
この匂い、何?
ミルクみたいに甘くなく
でもかすかーに甘―い
とろっ
この感触、何?
流れていかない
でも粘らない
べろの上をにゅにゅん滑った
ごっく
飲み込めたぞ
ミルクじゃない
初めてだ
嫌じゃなかった
もうひと口、大丈夫
ミヤミヤがコミヤミヤに、ぼくがこかずとんに
2人同時にお口あーん
2人同時にぱくっ
2人同時ににゅにゅん
べろ動かして
ごっく
飲みこんじゃった
2人同時に何だか上向いて
2人同時に何だかちょっと笑った
お米のピューレ
食べ物って奴
初めて
初めて
そういやお尻に硬いベビーチェアで足ぶらぶらも初めてだ
とろっ
にゅにゅん
ぶらぶら
嫌じゃなかった
そうして
初めては
ちょっと笑って
いつのまにか通りすぎてね
いつのまにか初めてじゃなくなったんだよ
ミルクティーあると思えばある宇宙
リベラル左派生きているのか死んでいるのか分からない
マルタ何かの役に立ちたいと小枝を拾い
正義に咬まれた
旅行記1989〜
プノンペンで眼鏡は殺され
考えることをやめた光子が
生きているのか死んでいるのか分からない箱の中で
正義を咬まれた
#poetry #rock musician
人がいた
猫もいた
猫は
本棚に飛びのった
人は
味噌汁の味がする
煮干しの味がする
藁を焼く匂いがする
しあわせを抱いていた
母と父が
笑っていた
・・・
** この詩は、
2025年5月23日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第17回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。
#poetry #no poetry,no life