おととい
かな
青空文庫で
高見 順さんの詩を読んだ
死の淵よりの詩さ
亡くなって
50年が過ぎたんだね
亡くなっても
読まれつづける詩人はいいね
ほとんど
詩は読まれない
庭で
という詩が二つあった
冷たい宝石を
そっと素手に渡してきた
おととい
かな
青空文庫で
高見 順さんの詩を読んだ
死の淵よりの詩さ
亡くなって
50年が過ぎたんだね
亡くなっても
読まれつづける詩人はいいね
ほとんど
詩は読まれない
庭で
という詩が二つあった
冷たい宝石を
そっと素手に渡してきた
でかける
前に
湯舟に浸かって
いた
目蓋の下まで
浸かって
た
揺れる
水面があり
クリーム色の
壁が
ひろがる
いま学芸大前だ
電車は
まもなく祐天寺です
車内アナウンスさ
ブルックナーの7番を聴いている
遠くにいた
近くにいた
新丸子の
夜道を
キュアーの
ドリームの歌を聴いて
帰ったのか
歌は
叫びから
うまれた
なぜ
引き裂かれるのか
なぜ
殺すのか
虹をみたことが
ある
あれは橋のようだね
無い橋のようだ
きみは虹を見たことがあるかい
いない
きみがいた
雨の
あがった
青空を
映した
水たまりに
木屑
ならべ
遊んだか
海の見えるプールに
まるい腹
浮かべ
手漕ぎして
それから
平泳ぎで
500メートル泳いだか
はあはあと
空を
見上げたか
ここに
輪廓を
溶かして
消えていくか
夜中には
酔って
いるので
朝
風呂に入る
湯槽に沈んで
太った
わたしの丸い腹を見る
腹の向こうの
こんもり
とした
恥毛のなかに
性器が小さく
隠れてる
浴室に
鰐はいない
光の速度の向こうに
いるヒトは
消えてゆく
わたしを見てる
生まれた
とこは
雄物川という川の
そばで
鵜の巣
といった
泳いでたんだ
裸で
小さな尻をだして
泳いでたんだ
姉がいて
兄がいて
笑っていた
裸で泳いでたんだ
小魚と
ならんで
泳いでいた
川が海に繋がってる
なんて
知らなかったのさ
ひかりに乗って
品川で
降りた
途中
由比の海が光るのを
見た
小田原の早川の
河口の漁船を見逃した
ひかりは
早すぎるのさ
代々木上原で
ユアンドアイの会の皆さんの
詩を
読んだ
ゆっくり読んだ
詩の
向こうには
ひとりのヒトがいた
こだまは
小田原を
過ぎた
熱海まで
トンネルは
あり
トンネルの切れ目から
海が
見える
青くひろがる
海を見る
海を見たい
嬉しい
海は
たいらに
揺れてる
揺れている
ここで
生まれたんだろう
きみも
遠い人たちも
ここに帰るんだろう
昨日は
外に
出なかったのか
ソファーに
一日
横になってた
のか
スヌーピーのスプーンで
アイスを
掬う
コーヒーをかき混ぜる
柄のところにスヌーピーがいて
笑っている
いない子供と
おなじ
スプーンを使ってる
夕方
モコと散歩した
休日には
寝てるけど
海も
見に行く
空も見る
どうなんだろう
あまり
言うべきことも
ないんだ
ほとんどなにも
ない
消えていくんだろ
白い雲が
流れて
消えてゆく
記憶も
消えてゆく
遅れてきたあの
雲も
消えていった