四つの辺の
内角が
等しい四辺形
そう定義すれば
よいの
それで
正方形が
わかったの
なにも
わからないな
海辺にたつと
水平線がみえる
水平線は直線ではないが
直線に見える
水平線を
見ていた
水平線を見ているヒトたちがいた
四つの辺の
内角が
等しい四辺形
そう定義すれば
よいの
それで
正方形が
わかったの
なにも
わからないな
海辺にたつと
水平線がみえる
水平線は直線ではないが
直線に見える
水平線を
見ていた
水平線を見ているヒトたちがいた
濡れた灰に固まる露な手
怪奇と呼べるだろうか
眠るように安らぎを実践する
未だ見ぬ乖離を諦めた手に
添える手が在るだろうか
暴挙を振りかざす
結果が死に際のサンセットでも
死んだ肩を抱く蛆虫に綺麗な絵付けをする事ができるだろうか
私が悪いということをおおっぴらな態度で
寝ることを実生活で実践し始めた人の呼応と呼べない口から漏れたオイルを
舐めて居らしてからだかたちすとーんと乳房を吸うように
幻滅しないで目の前の歩みに声を殺して口をすぼむことができるだろうか
含んだ口を圧迫する貴方の皮膚は私の堕れた皮膚感覚を無惨に剥く
産まれいれた欲望は人を殺めてしまう程の強度はないのか
思いがけない年齢で死んだ物に
私は物と言ってしまう
世を離れた偽善者を物と言ってしまう
物を語る事を問われた残された人型にとって
語ることは辛い
辛いことは回収され新たな飯盒で炊かれる
私は物を語ることと喪失してしまった人の汗で米を炊く
腕の褐色が剥がれ抜けおちるだけの繰り返しがある
実現できない程の淋しい奥地で
木目のモアレに癒されてる背中のみ
皮膚への媒介を許す
誰に許された
園児 汚い手をひく砂の虫
目落としがちな内部に過疎ぶく熱い塊
ねっとりとした回復を園児は
混ざりけのない砂場で見つけた
水場で見つけた
墓場で見つけた
園児よ手を広げ 砂をきらきらと蹴落としてくれ
そこで起こるモアレを
誰かが見ている
もぬけ 頑なな四足の動物
思わず笑みがこぼれ涙も溢れる
誰かが摩っていた
こんなところでも
こんなところでも
虫は溶けた
許すなら ここに窓を作って痩身していた背中をうずめ一杯にしたい
昨日の
残りのタイカレーに
干し椎茸と
豆腐とジャガイモと
人参と
カレー粉を入れて
豆板醤を少し垂らして
スープを
つくりました
美味しかったな
ヒトが動物と異なるのは
他界を求めるところ
なんですってね
わたしにはまだ見えません
まっすぐに
のびる
ものも
ねじまがって
のびるのも
あるね
こんもりと
ひろがるのもある
キンモクセイの
黄色の
花が
咲いている
キンモクセイの金色の
香りが
届いた
野ばらの
白い花も好きだな
ねじまがって
咲いた
祖母の庭に咲いていた
線路傍に
ススキが咲いて
いた
いつもの塀をぬけて
いつもの古い家と
製麺所を
とおって
いった
材木座海岸
幻影のなかにひかりはあった
なんども
なんども海岸にむかった
たぶん
一億年
海岸にむかってきた
そのような
そんなような
一億年が
過ぎて
寂しいといった
一億年が過ぎて寂しいと
そのヒトは
いった
一億年
老いたのか
そうなのか
きみも老いたかい
水面が揺れて
キラキラとひかって
いたね
老いたかい
きみも老いたかい
一億年は
そこに佇っていたね
英語では
右が正しいんだね
その反対語は
leftでなくwrongなんだね
むずかしいな
昨日
岩合光昭さんのねこの写真展にいった
海ちゃんという子ねこが
家にやってきて
大きくなって
子を産んで
子ねこと眠っていた
右も左もなかったな
あまり
遊ばなかった
かな
友だちとね
いなかったの
かな
運動場でね
遊び場でね
ひどく孤独だったのかな
こどもなのにね
真実を求めていたんだよね
嘘をつくよね
大人は
遊び場は
じぶんでつくらなきゃね
じぶんでね
また(みずから)風景となるために
位置を
ずらそうとするのか 草が
立ちあがってきている、遠い河…
でも
身をかわし、
逃げて、
宴のさなかの小平サン、
わずかひと茎を
より危険な圏域に傾がせるように
馥郁たる運転手の娘 の の
その肌より
流れ落ちようとして落ちずに垂れる
サンマ焼きはじめ…
酸漿ほどの大きさと
アカルミの
魂…
(みんな、そう言われちゃうのか…
(みんな、か…
七色の(光の加減で)変わる
虹鱒と玉虫の縁戚らしくもみえる中、途、半、端、な、
生、物、よ、
思い出を…大事にし過ぎる人だねェ…、
そんなこと、
言われたって…
まるでキャラメル箱みたいに、…
身をかわし、
逃げて、
婚礼だ!巌と軟体老婆の
また黄変した乾燥水と
ペン先でちくちく色づけられた
胎児の爪の甘皮のあたりに昇っていく丸い月との
トージョー、トージョー、と
聞こえもするがコージョー、コージョーかも
しれぬ ホージョー、ホージョーかも
しれぬ
谷もないのに
谷川サン、
とぽ、とぽ、とぽ、と、命の汁の垂れる音
とぽ、とぽ、
とぽ、…
また(みずから)風景となるために
位置を
流れ落ちようとして落ちずに垂れる
馥郁たる運転手の娘 の の
わずかひと茎を
柏原!
草が
ずらそうとするのか 草が
記憶されるためではないのに
(数あるうちの殊にその)半島に
朱色のペンキを塗りたくる流れ星が
ひよひよ
まるで洗濯頸椎のように
なめらかに岩川を進む 放逐の珊瑚 三島四島五島と
舐めまくって
都市生活者と目覚し時計界のカルテルが生温かいバナナを王の
透明膣にくっぴくっぴ くぴくぴ
舐めさせまくって(白髪のスマホめ、
(六界のどこに逃げた?
(うまい埃をさらに
耳に詰め込もうとして
敬礼してるでしョ?
誰にむかってか、まるで死後のように、黒ずんできた指震わせて、
(さみしいところだよねぇ、
(さみしいところだよねぇ、
(きしきし、音がするが、なぁんの音、あれ?
(きしきし、きしきし、…世界が
(ぜぇんぶ、
(きしきし、きしきし、…
暮れ方の大学の廊下のようで、ほの明かりが林のむこうに見える…
(…マタ、ヒトリデ、狂ッテイクヨウダ、
(ダアレモ、他ニハ生マレテサエイナイノニ…、
…河童!
でも
身をかわし、
逃げて、
…落ち着いてきたポトスの茎、くくく、く、、、、く、
わがまゝに、
春を鬻いで、股ぐらにドラえもん、
くくく、 く、
河童!
おゥとも、河童!
希望と潤いの郵便局に
表敬訪問しておいでよ、六月からさらさらと
冷蔵庫を溶かして手帳にくっつけていたんだから
もう出来た頃だよ、
また(みずから)風景となるために
位置を
ずらそうとするのか 草が
軟体老婆の
わずかひと茎を
股ぐらに
…白髪のスマホめ、
落ちずに垂れる
その肌より
流れ落ちようとして
より危険な圏域に傾がせるように 馥郁たる運転手の娘 の の
朱色のペンキを塗りたくる流れ星が
(うまい埃をさらに耳に詰め込もうとして
虹鱒と玉虫の縁戚
七色の(光の加減で)変わる
胎児の爪の甘皮らしくもみえる
ひよひよ
婚礼だ!巌と
また黄変した乾燥水と
ペン先でちくちく色づけられた
昇っていく丸い月
記憶されるためではないのに…
(数あるうちの殊にその)
半島に
舐めまくって
目覚し時計界の王の洗濯頸椎のように
なめらかに岩川を進む
放逐の珊瑚
三島
四島
五島と
生温かいバナナを
くっぴくっぴ
舐めさせまくって
(六界のどこに逃げた?
都市生活者とカルテルが
透明膣に くぴくぴ
(白髪のスマホめ、
(六界のどこに逃げた?
希望と潤いの郵便局、
くく、く、、、、く、
また(みずから)
位置を
ずらそうとするのか 草が
風景となるために くく、く、、、、く、
くく、く、、、、く、