淡水

 

工藤冬里

 
 

釣り人は
幾重にも打ち寄せる小波の端で
公魚か
鱒様の豹柄のものを
魚籠に蓄えているのだった
島は島ではなく
堆積物のたまさかの隆起で
あゝそれは
海だったものの残骸であった
花崗岩の風化物としての
ただの淡水の

 

 

 

#poetry #rock musician

ANNA

 

工藤冬里

 
 

薙刀の
心配事
山を削いで薙ぎ
口がない顔に口を描き
何も変わらなくても
問題がなくならないとしても
情況が整わなくても
保たせて
一日一日
証明する
感情に彩りが戻って
聳える青髭城
運ぶ、背負う、救う
よろけても倒れることはない
笑ってる目なんてあるんだろうか
待つ間
誰も顔を作れない
どこの顔だろう
信州かな
瞬きする
ひたすら
ひたすら待つ。
夜勤明けの朝を待つ以上に
そう、夜勤明けの朝を待つ以上に
抱いて待つ
あふれる
待つ
信頼の筋肉をトレーナーに委ね
夜勤明けの朝を待つ以上に

https://youtu.be/EudR6pwEn1U?si=D-KqA3d6mI2ZgLJh

 

 

 

#poetry #rock musician

indian summer

 

工藤冬里

 
 

https://stand.fm/episodes/6541cb1f50cf74e53091fce8…


スコセッシの、観ましたぜ。FBIの三つ編みの人が良かった。

ユイレの旦那の意見だが、ベンヤミンの翻訳論に準えばピンポンスマホみたいな不可避のダビングも新手のマーダーとして深化している情況にあると俺は思う。革命はいつでも誤読から始まるのだ。 https://x.com/yosonitewa/status/1719938902243578068?s=20

glad to be part of GIO last night
https://pic.twitter.com/PG7LhKS25i
GIOに嘱託されたら言語的に滅ぼされた先住DNAのハワイガザオキナワアレウト的行方を波打際でなぞることを提案する

バイオリンの致命的な欠点は他方も我方も同質になるということで、温泉のBGMを聴き乍ら、ゆり子がバブルの頃インクスティックでやっていた書割バンドの、「通俗クラシック名曲に落ち着いた」という紹介文を思い出していた。

with the jawbone בִּלְחִ֣י
bil-ḥi
of a donkey הַחֲמ֔וֹר
ha-ḥă-mō-wr
Heaps חֲמ֖וֹר
חֲמ֖וֹר ḥă-mō-wr
upon heaps חֲמֹרָתָ֑יִם
ḥă-mō-rā-ṯā-yim 
בִּלְחִ֣י
with the jawbone
הַחֲמ֔וֹר
of a donkey
הִכֵּ֖יתִי I have slain
hik-kê-ṯî
a thousand אֶ֥לֶף
e-lep̄
אִֽישׁ׃ men
Κ

https://youtu.be/aq6BrQrCajY?si=RcXopUSprbEq-Yse

https://youtu.be/PPAmTIoeqaM?si=teQWsppEA9VhiJHK

雲を描こうとしたんですが白があまりうまく出ませんでした

アプソンでアイラ島フェアをやるというのでそれ用に作りました














西荻のコーヒー店不眠荘のために作ったハチワレ茶碗です












https://youtu.be/aq6BrQrCajY?si=aQeM5FWC-UamW83J

https://youtu.be/PPAmTIoeqaM?si=z2TrSfJjVfurGxeE

マーク・フィッシャーのミックスが聴ける

風邪は引こうとして引くものであり、人生とは薄着のまま葛根湯を飲むようなものである。

柿や栗がゆっくり過ぎ去りつつある今、揚げた蓮根のクランチーな食感はヴェジタリアンにしてみれば偉大なのだろうなと感じる。

なぜ邪魔が入って間に合わないという悲劇ばかりなのか。
必ず辿り着けない、という主題を生きているだけなのか。

クロモジの木
煮出したり削って酒に入れたりする

海で拾った磁器のカケラを排土にぶっ刺してみた
酒游舘に持ってく
余ったらpandに
うまくいけばだけど
取っ手は石黒さんの型物のギョーザの羽みたいなところを残す仕事が昭和の洒落であったが令和に於いてはぶっ刺すのが瀟酒で云々

大久保に行く度に買いためたスパイスが古くなったので全部使い切ろうと思い、熟した渋柿だけでカレー作ってみたんだけど、幸いなことにまだ食中毒にはなってなくて、クローブやファージャオの渋みが柿で相殺されるらしくなかなかおいしかった。
水は使わなかった。
余ったwasted youth缶は使った。

石鎚は白くなった

(36) La Société du Spectacle | Gustavo Maldonado – https://www.academia.edu/29400132/La_Soci%C3%A9t%C3%A9_du_Spectacle
能勢さんと飲み屋で「要するにつまんなきゃいいんでしょう」「その通りです」などと話していたら、横に居た若い人に「お二人とも何話してるのかさっぱり分かりません」と言われたのを思い出して。パンデミック前のはなしだ。

https://youtube.com/shorts/M_PpoEbguIU?feature=shared

https://torikudo.bandcamp.com/track/look-away-from-me

この前のフェアに出したTの原画なんですけど2着売れたらしくどれが買われたのか気になってきた



En quoi puis-je vous aider ? | DTR + Mike Watt | DTR
https://derekgedaleciatorikudorichhoush.bandcamp.com/album/en-quoi-puis-je-vous-aider

タイシルクの慇懃さで
手縫いのワンピースの貧乏を見遣り
葬儀屋は警備員を雇い
死刑囚の息子は円熟する

甘いものは渦模様であり
作業員は流しの下に潜る
髪の質が食を物語り
スマホのひび割れのように戻れない
完全無欠な神なら何と言うかと考えては
ひじきのような髪の毛はPeterの失敗を語る
止まってしまった発達
言葉の上がり下がりがリアス式海岸
菓子の焼け具合に似た
梯子車にも似た
言葉の上がり下がりがリアス式海岸
鯰の首筋
同じような苦しみ
腫の顔
消費税の声を聞いた
少しも離れない
背広が頼朝像
難しい状況に置かれたくに
届かない人が居る
これらは全て罪がない場合の話しだ
暗雲垂れ込める夕焼けの背広
見回り
取り残された魚
印章のように際立つイラスト
集約されていく
狐は
様トロポスであって形モルフェーではない
癒される

復活してしまうから今は殺せない
復活してしまうから今は殺せない

後頭部のない
互いの
万能感を持ってしても
復活してしまうから今は殺せない
巧機という名だった
チャイルディッシュな功罪
セリーヌの歌にあった
しばり首
飼い慣らされた馬は
弱くなったわけではない
化繊が光る
鈴鹿から来た空色のプリウス
健忘のように抜けた空色の濁り
エチカの演繹
酒豪の岸田
猫の間違い探し
誓いの井戸べエル・シェバ
韓国の添加物
芋のセルフィー
夢で魂に織り込まれた手を
滑らかな菓子
白い両替機
次どうしたらいいか考えましょう

シミュレーションはバッチリ
波板に泰山木の影
クラフト玉手箱
緑は恐竜色が混じる
とり一羽止まれる丸太にとり
見えない虹
本当に癒しになっているのか山の緑
氷山の一角珈琲
漢字珈琲
みさき珈琲
夜中の気球
紫がかったガラスが挟まれ
相手の気持ちを大切に
製剤薬局の白
臭みのない齧歯動物のように見えない虹
後頭部のない同僚
海馬や前頭葉は食べない方が良いのか
頭が大きい
目を閉じれば黒は溶け合う
菓子で言えばこの声は
空ぶかし
TEASI?のような字が書いてある

義人の不幸という事態は皆無でただ悪人としての失態を義人の謝り方も教わらずに甘受するだけだ。

大量死の中で主張される悪人の権利は、苦しいけれども瑣末だ。法そのものの源に触れられるのは不幸な義人だけだからだ。蛆虫とか虫けらと言った言葉が湧くのはその半端ない無力感のためだ。いまや悪人の方が苦しい分だけ真剣だ。
犬も喰わない苦しさに価値を見出そうとする哲学はだから湖底の街々のように非常に肥沃だ。

それは状況主義者が看破したように、享楽と同時に苦しさがスペクタクルとして使われ、その振幅の中で生きるように仕向けられているからだ。
Volk liebt es so.

その状態を愛したのだjer5:31

ロバのあご骨はキハーダという打楽器になります
https://youtu.be/TSqJdaBYa0I?si=HvBwjPN8y7oItUs5

humilityと区別される卑屈な謙虚さには名前がない。そう思うのは場所がないからだ。時間は美の長さの分だけいつも後陣痛のようにしてある。いつもあと少しを寝泊まりしている。ここに厄介になって遊ばしてもらってんだ、と食客が言う。そのオヤブンさん、はいずれ襲撃に遭って潰れることになっている。

表層のケネスアンガーコントロールは枯れた泉に
深層水は毛細管現象で滝に
滝になったトリップの鰯
熱風乾燥で煮干しに
食糧危機に備える
タコを突いて暮らす
悔悟を噛み続ける
それでも枇杷葉を一袋
菌の、後陣痛

https://youtube.com/shorts/ZgUNrW_DRtI?feature=shared

今年のボジョレーは弱いものは虐めてもいいという味じゃないかな
去年は確か貧困はトレンドから落ちた、じゃなかったかな
大体カンヌと連動している気がする

https://www.academia.edu/6909811/Le_communisme_ou_comment_la_production_de_la_mis%C3%A8re_devient_prolif%C3%A9ration_ontologique
「価値の消滅」というスローガンにまでは持っていけるがそこから先はない。

料亭の会合は広島弁の酒豪には有利なのだろう

 

 

 

#poetry #rock musician

a debtor

 

工藤冬里

 
 

筋のあるバッタ目
黒い筋のある・・
関係なければぬるま湯だったのに
これ以上水を?
マイク・スタンドは垂直に立ち
ステンの曲面に映り込んだ崖が厳しい
頷きの恐怖が視野に入る
何故また水を?
焼き魚は猫が好む
素朴すぎる

近代文学を通すからか
僕は捻くれている
ウルトラQは怖かった
油の中の揚げ物のように
述語の怖さが揚げられて
今ランチて幾らだ
資格がないから揚げられないが
筋の入った飴

逆ハリネズミの低反発素材の
嫉妬しない核燃料
カットされた周波数独特の
筋のあるバッタ目
(せろせろとくぐもった調子で)
食餌介助
結果にフォーカスしない
山の内部に注力する愛
何よりも優った坑道
錠剤を詰めるカレンダー
寒い日のアルカリ
押し入れ揺すり入れるトンコリの弦の
ミドリの藻の中の黒点のお返し
編まれた送電塔
カーテン閉めるか?
若い王に平気で話しかける
在宅介護福祉士
端から決めていくADHD手帳
バックミラーに映る雲は動くことを選びました
テロの見回りコンクリートブロックの遍在とその色相の氾濫の齎す汎神論的影響
飛ぶゴイサギの胸と首の折り畳み方
麟さんのキャメル
刈られた瘤っぽい陰鬱
変化させることは出来ないので
ロングスカートの黄色 la jupe jaune を指す
黄色いソーシャルメディアで頑張ったねと褒めてもらいたい
という動機
ファラオ・ネコと闘いたいという動機
完全なバケツを見て幸せに
三人の王が居た
トンコリの弦の強さ
波打つ梢葉
石投げ器と銃
遠くの高速道路
弦の上の幸せ
無政府パレスチナ
ひよこ豆の曲面
ブロッコリーを食べれば食べるほど
山は横たわり最後の話は近づいた
編まれた送電塔はどことなく柔らかく
雲はゆっくり動いている
鉄が研がれて錆はまだ来ていない
雲は動き
木の凹凸が見える稜線の向こうに消える
自由のための逃走に陽が射す
公正は皆が望むが
拘束が主題にされる
法規は山の裏側を流れている
自由と制限のバランスを保つための複雑な規範を考えたくないので
末端の理解に留まるオセロ
専門職としての多くの弁護士と裁判官が必要になるが
簡便化して総覧する
シチュアシオニスト
法規を通さず自由になる
実践するスピノザの虹
風で梢が揺れている
字の縦に光の柱が混じる
字の柱の背後に蛍光灯が隠れている
山の向こうをゆっくり流れている
葉は縮れている

履行ではない
行動を俯瞰するのだ
法という水が去るザル?
あることを考えるのに自分がどういう風に関わっているのかを考えるのは大切なことだ
日曜日は早く寝る
でも立案が必要になる
権利が保障される愛に基づく話し合いの場として法があるなら
パレスチナとユダヤは共存すべきだ
原則を見抜く研究として
一般的真理に根差した一般的原則とは違うものを考えなければならない
例えばコップ
その名前は何故その名前なのか
それ以上解析されないからというのが一般的原則であるが
別の原則とは考えや気持ちが表れている基本的な表現のことである
原則とは名前が名前であるという理解ではなく
気持ちの理解である
街宣車が行く
庭木は寒々しくなってきた
正しくない
どうして
気持ち
あらゆるコマに
生殖能力の権限goodnews
幹となっている
スコーンの裂け目

奴隷
直に集まる群衆
色違いの梢葉
さわさわと揺れる

 

 

 

#poetry #rock musician

a fresh jawbone of a male donkey

 

工藤冬里

 
 

誰に請われて話すでもなく
自ずから膨らんで裂け目を作るスコーンのように
頼れるかどうか分からない整備工を眺めるように
こちらも佇む
背凭れを使わず
寛いだ表情で聴衆は聞き入る

港町に吹く風は
音を拾われて電波に乗る
うまくやり仰せているように思えても
漏れた火は陸を這う
死体はミンチにしてマックで喰わせろ、と風がいう
脳梗塞のドームに兵器が当たる
灰の格言が吹き荒ぶ
漁船が入ってくる
草が揺れる
水鳥は詠まれて
サシで話そうや、とヨブは言った
まだ本がなかった時に
感情が背伸びして
間延びした自販機が撤去される
語尾砂漠に立ち消える努力
怪獣が向こうを向いている
胸のない山と腰のない木が向かい合っている
黒と茶色が垂れている
医療用マスクは青く
高校生が打ち上げた気球から地球が写っていた

成立するかしないか
戸渡を渡るベースラインを決めながら
非工芸を行く
打っても打たなくてもよかった
入れ替わってもよかった
万能感に浸ってはいけない
武器とはいえないものを使って
手に入るものを使って
まだ水気のある雄ロバの顎骨a moist jawbone of a male donkeyを使って
エン・ハコレ(呼ぶものの泉)はレヒ(顎
骨)にある
痛かっただろうな
痛かっただろうな
その後のデリラ

 

 

 

#poetry #rock musician

懈怠laches

 

工藤冬里

 
 

1
雲が雨になる時
雲が水滴に膨らむ時
愛が水滴にまで膨らむ時
経験を積んで
雲が経験を積んで
経験を積んだ雲が水滴にまで膨らむ時
経験を積んだ雲が老人のように水滴にまで膨らむ時
さまよう人も惑わす人も水滴にまで膨らんで

経験を積んだ老人のように
さまよう雲も惑わす雲も
経験を積んだ老人のように
水滴にまで膨らんで
舌で確かめる

経験を積んだ老人のように
さまよう雲も惑わす雲も
水滴にまで膨らんだので
舌で確かめる

経験を積んだ老人のように
さまよう雲も惑わす雲も
水滴にまで膨らんだので
それを舌に確かめると
正しさに意味はなかった
意欲と力の両方の
経験を積んだ雲のように
さまよう老人も惑わす老人も
水滴にまで膨らんだので
それを舌で確かめると
正しさに意味はなかった
意欲と力の両方をあたえられなければ
意欲と力の両方を与えられ
意欲と
意欲desireだけではなく

経験を積んだ雲のように
さまよう老人も惑わす老人も
水滴にまで膨らんだので
それを舌で確かめると
正しさに意味はなかった
desireだけではなく
powerが与えられなければ
雲は雨にならなかった

2
立って聞く
柿色の
溶血
の時節
病葉は
緑が混じり
預言には
柿色が混じる
悪人は
居なくなり
死は
なくなる
暗いところで
かがやく艶の
陰影を
立って聞く

それは
伝えられた色
結末を初めから
予告する色
次に
既に知っている通り
個人的解釈ではない
ムクムクと
山の威厳
振られる全農の脂肪
直接的な答えはこうだ
白について証言することが目的である
中心テーマは子孫に関して語られた
頭を砕くことを念頭に置き
それで
いっそう確かなものとなったのは何故か
作り話のようにして
実際に見たのです
画像奥に白は居ます
左右に立つ歴史に語りかけます
根拠を立って聞いたのです
明星は
日の出前に東の地平に最後に上る
視野を狭めれば柿は照らす
白が思考を守る
干して備えが出来る
雹のような干し柿が落ちる
雹のような愛が落ちる
突然滅ぼされることになる
緑の宣言が彼女を焼く
ネタニヤフは襲われるという作り話を
前もって教えよう
山を見て雲を見ていなかったことに気付くために


写真:アキリカ

 

 

 

#poetry #rock musician

雲を描く

 

工藤冬里

 
 

縫いぐるみの尻尾のニ線の切り結ぶ哺乳類の目付きに動く大皿小皿
複合的な大小のからくりが組み込まれた洗濯機のような構造を考えていると嘔吐せざるを得ない
歴史を定点で観測する百葉箱的な設え
アレウトAleut

火によって明らかになる
焼いてみたら分かる
土台があるのに焼け落ちた
弱い部分を補強
土は燃えない
雲を描く
土台の上に建てたものが燃えずに残るなら
ひと言の土壁
ひと言の土が塗られて
燃え残れば
雲を描く
雲を描くことを考えた
辛抱してくれていると思うと安心する
鳥の視界に 頭蓋の中を 置き換えて
風が強くて寒い
辛抱強さは過渡的な側面として強調されているのではない
それは元々全体の中に含まれていたのだ
風が少し冷た過ぎる
クラフトフェアで辛抱し
アートフェアには辛抱しない
農家の人はコントロールできないことがある限り辛抱する
待っている間 優先順位を守ると 辛抱が勝ってくることがある
待っている間 畑仕事よりも優先すると 辛抱が優ってくることがある
待っている間待つことよりも辛抱を優先させる

雲を描こうとしている
筆は使えない
ターナーとか絵筆だろうけど
滲ませるといいのかもしれない
白は輪郭がはっきりしている
鳥は相変わらず電線に止まっている
鳥の脳内に置き換えることは忘れていた
鳥は雲を見ている
風が 寒い
漫画のような雲は描きたくない
字体が空に浮いている
柱とポーチはローマを排したことによってさびしくなっている
彫り物のひとつもなくて末世かな
オレンジの酸化焼成の屋根の一帯
この無装飾も辛抱なのか

辛抱されている時間

すぐにキレない
あ、鳥はいない
それぞれが負っている
メタモルフォース
個人的に体験を通して当て嵌めることを待つしかない
待っている間は
チョッキを着て辛抱
疑わなかった
クラフトフェアはもう寒いだろう
試飲の紅茶を一杯貰い
辛抱は冥王星のように遠くて近い
もっと穏やかで幸せな気持ちになれるし、もっと健康になれる
自分では無理

引け目からからくる辛抱と雲との違い

 

 

 

#poetry #rock musician

英語は最後の最後まで主要言語である

 

工藤冬里

 
 

バットマンのような菱の実が丘々に散開している
映像は半導体に関する到着予想ナビのようなもので、小津は吸収され茶の湯の日本はもうない。(反日どころの騒ぎではない。)
どのショットにも日本消滅後に撮られたという刷り込みが確認される
英語は最後の最後まで主要言語である
そんな風にして仕切り直しの猶予みたいなものの最期がやって来た
食客の「今はここで暫く遊ばしてもらってるんだ」というクリシェの後に必ず出入りがあるように
四駆の車窓の風景は必ずスッパリバッサリ斬られる
接種済みの各兵士にひとつ張り付いていたロケット弾が頭頂に触れる
それが菱の実の形をしている

国家国家国家スパニエルと騒いでいるうちに御輿から振り落とされて肋を折る者は昔から男女問わず切りたての晒木綿をりゅうと巻いていて、それに血が滲むのだった
彼らは国家国家国家スパニエルと騒ぎ立てる静寂を予表していたのだ
騒ぎ立てる静寂は溝(ドブ)の上澄みの透明に似てエメラルドの暖かみはない

国家はいつのまにか主語ではなくなっていった
主客で「遊ばしてもらって」いたのだ
元々が雑魚なものだから、人称沙汰があれば主語と言えど簡単に殺される
映画はarkだからだ
その上の静寂をこそ振り落とすべきなのだが
担ぐ衆にミキを与えて反シオニストは身を隠してきた
酒を造る者たちはそれで儲けた

主語国家の目眩しのラッセラ製薬一世風靡YouTuber換骨囃子が大後悔後のスパニエル並に縮小するだろう
かといってUNはTVパーソナリティにはなり得ない
それは海上タクシーのようなものだ
Take me to the other side of the island!
あるいは島に続く浅瀬を渡る御輿そのものとなったフェリー
主語のpseudo引き潮ニストはハマチカマス養殖業者でもあり
投げ落とされた主語としての準国家汎国家の演出に携わる

御輿は正しくなさの半面にすぎず、深煎り150ccと決めた正しさの数量で言えば四分の一しかない
正しい御輿の上にも正しくない御輿の上にも平等に娼婦が乗る
空飛ぶゼカリヤ計量カップの中に坐る邪悪のように

 

 

 

#poetry #rock musician

Reasonable

 

工藤冬里

 
 

柳で作った神輿をハマスの人々が担いでいたま
柳の木で作っ
柳を自分に似たものとして作った
どんなことがあっても良い決定をする事が出来る
雨は蕭々と降り人々は濡れ乍ら公民館に集まっていた
乳香を置いたりしてはならない
小麦2リットルに油や乳香を置いたりしてはならない
劣等感を感じたかもしれないが
捧げるといえばと山ばとは渡りをしない
いえばとでいいから
麦粉
血を流さない麦粉で
電線を通ってゾアルヘ
電線には蜘蛛も
貼り付いた白い空
癒して欲しいと
赦し
白い空に貼り付いた樹々の緑
シルバーの車体の奥に白その奥はピンク
雨滴
白い空に泰山木が中生代の図絵のように貼り付いている
ピンと跳ねた屋根瓦の端が
神輿を担いでいる
雨滴は透明に透明を重ねた汚れ
現実を担いでいた
一日一日の現実を担いでいた
山は白に白を重ねて汚していた
くよくよ
ルーマニアから来た
緑はた易く歪んだ
焼杉君は縦に貼られ
浪板は留められていた
雲は僅かに渦巻を帯びてきた
靴下が一番大事で
夫を殺す
夫デスノートのように緑
車たち
相手を尊重する言い方
過ちを侵させる
過ちを侵す相手を尊重する
分別は英語で
髪型といえばルール
ルールなし
ルールを作ることなく髪を切る

お、ルール、髪切ったの?
寒い
胃が空
服かあ
心の房べり
病院には行けないからなあ
或る日と或る日の違いを確信
或る日は別の日に優っていると
各自が得心していなさい
完全な実現は健康だけです
イリョー行為
高齢になってくると遺された発達は
いつまで生きる雨粒
中に桐は居ない
柳と桐か
しなやかさは昔から
分別は英語で

 

 

 

#poetry #rock musician