伊地知一子「ソング」のためのライナー
「腐乱死体が流れていく」

 

工藤冬里

 
 

上京したのが同じ頃で、早速というか「セチュアンの善人」も観に行ったし、本屋には目の前に内臓アルトーと背骨ブレヒトがいたし、いくつかの河原テント芝居にも出入りしていたのだから、僕らはいつか三丁目で串を抜いて平等にした七寸皿で劇団喰いしていたかもしれないのだ。
演劇が音楽の上にあるというのは最早自明のことだが、そのような立場にありながら音楽を使う演劇は音楽のインスピレーションの問題を背骨に関しても内臓に関しても棚上げしてきたように思う。その間に音楽は行くところまで行ってしまい、脳内インスピレーションを解体するところまで進んだ。
そうした冷酷なコロナ後の情況下で、正義感の強い一子さんの、シャンソンでもスペクタクルでもなく(「ひとりアームジーク」とも「水牛」とも少し違う)「ソング」が今更ながら「ソング以外」を刑事告訴してみせたのが本作である。プレカリアート・コンニャク・ベルカントは終わりを迎えた中央線の身体であり、倍音を旧世界に収監されたまま、獄窓から若かった頃の自分の腐乱死体が流れていくのを見る。僕らは串を抜いたうたの腐乱死体が流れていくのを見る。

 

 

 

#poetry #rock musician

スカッとする縦型ショートドラマ

 

工藤冬里

 
 

クズの非対称の葉に教えられることは多い
楽しむ能力はあるが
治める能力はない
夏は剣のようだ
山の内部に金を溜め
AIは土に歌を唄わせる
フナムシとゴキブリ若し戦わば
セメントを詰めてない石垣の隙間から覗く
隙間のない石積みの機序を聳え立たせるが
修練してはいけない
弾丸は発砲した兵士自身に、また発砲を命じた者に向かうように
その死体は挽肉にされ、マクドナルドのパティに混ぜられるように

 

 

 

#poetry #rock musician

古い唇は黄土色の喜びを

 

工藤冬里

 
 

ハライソまでもうひと眠り
鳥は空からの感情
Jegar-sahadutha(エガル・サハドタ)
敵たちさえ友好的になる
当面は正しいように見えるので
即興で悪を利用する
柳井港から暴力の光市へ
殴り合う政治家たち
半島経由の少しだけ手の込んだスカッとするムービー
断酒も祈れるのか
張り合いでラクダ色してんじゃねーよ
古い唇は黄土色の喜びを
彫刻は3Dプリンターから
記憶の映像はAIから作られていて
何もない荒野でどうやって焼き鳥屋を
渇望の墓場Kibroth-hattaavah(キブロト・ハタアワ)
古い唇は黄土色の喜びを

 

 

 

#poetry #rock musician

見ようとした見えないもの

 

工藤冬里

 
 

打ち壊しは見えないがConfuciusは見える
サラ地も口座も見えないが長者を路頭に迷わせる良心は見える
見えるのはディスプレイ、見えないのはファクトリー
裁かるゝジャンヌ、
ブレッソンが嫌ったドレイヤーの見ようとした見えないもの
エロイカをバックに騎兵が展開する
ヤツデの葉見えない大塩平八郎
見えないローザ
見える結婚
〈それは私のこと
そしてそれはこの世のこと〉
見える
その方法
カエルを上って来させることまでは彼らも出来た

 

 

 

#poetry #rock musician

旅行記1989〜

 

工藤冬里

 
 

ミルクティーあると思えばある宇宙
リベラル左派生きているのか死んでいるのか分からない
マルタ何かの役に立ちたいと小枝を拾い
正義に咬まれた
旅行記1989〜
プノンペンで眼鏡は殺され
考えることをやめた光子が
生きているのか死んでいるのか分からない箱の中で
正義を咬まれた

 

 

 

#poetry #rock musician

be vigilant with a view to prayers

 

工藤冬里

 
 

気を悪くしないでくれ
泣くな
刺さったけど泣くな
全部のせを注文し
防空壕で甘いワインを飲め
戦国自衛隊⁉︎解放されたいからケーキあげる
川の石積みも重くない
天秤棒を背負う荷役
工夫を凝らして
soundnessとは憎しみの的となること
黒鉛の直方体
ミシミシと頸椎の孵化せぬ蛍の
いのりたちを視野に入れて警戒する
ὑψώσῃ hypsōsē he may exalt
下に向かう

 

 

 

#poetry #rock musician

2025年5月12日

 

工藤冬里

 
 

糺す
50年後のあの頃
じっと耳を傾けた
奇跡の方がまだましだった
石積衆
海水を真水に

### 直接の回答

– 提供された歌詞「糺す 50年後のあの頃 じっと耳を傾けた 奇跡の方がまだましだった 石積衆 海水を真水に」から、正確な歌や詩を特定できませんでした。
– 複数の検索を行いましたが、該当する情報は見つかりませんでした。
– 歌詞があまり知られていないソースから来ているか、オンラインで公開されていない可能性があります。

#### 背景と考察
この歌詞は詩や歌の一節のようですが、ウェブ上の人気アーティストの歌詞データベースや詩のコレクションを調べても一致するものはありませんでした。
「海水を真水に」というフレーズは、海水淡水化に関連するテーマを連想させますが、具体的な曲名や作者は特定できませんでした。
もし追加のコンテキストや歌詞の他の部分を提供いただければ、さらに調査できるかもしれません。

#### 結論
研究では、この歌詞の出典を特定することはできませんでした。歌や詩の特定が難しい場合、作者や発表の場が限定的であることが考えられます。

### 詳細な調査報告

この調査では、ユーザーから提供された歌詞「糺す 50年後のあの頃 じっと耳を傾けた 奇跡の方がまだましだった 石積衆 海水を真水に」の出典を特定することを目指しました。以下に、調査の過程と詳細な結果をまとめます。

#### 調査の概要
調査は2025年5月12日14:28 JST時点で行われ、ウェブ検索を通じて歌詞データベース、詩のコレクション、関連するテーマの情報を収集しました。具体的には、歌詞検索サイト、Wikipediaの関連ページ、詩人のブログなどを参照しました。

#### 調査の過程と発見

1. 初期の歌詞検索
まず、提供された歌詞全体を検索キーワードとして使用しました。結果、Mrs. GREEN APPLEの歌詞一覧リスト – 歌ネットなどの人気アーティストの歌詞リストを確認しましたが、該当する歌詞は見つかりませんでした。また、[詩空間 – 河津聖恵のブログ 「詩空間」]([invalid url, do not cite].hatenablog.com/entry/shikukan)では詩に関する内容が見られましたが、提供された歌詞と一致するものはありませんでした。

2. 部分的なキーワード検索
次に、「50年後のあの頃」や「奇跡の方がまだましだった」などの部分をキーワードとして検索しました。しかし、これらの検索でも具体的な曲や詩にたどり着くことはできませんでした。代わりに、海水淡水化 – Wikipediaでは「海水を真水に」というフレーズに関連する技術的情報が見つかりましたが、歌詞としての出典には繋がりませんでした。

3. 詩としての可能性
歌詞が詩である可能性を考慮し、「詩 糺す 50年後のあの頃」などのキーワードで検索しました。結果、現代詩人会の年表や個人ブログなどを見ましたが、提供された歌詞と一致するものは見つかりませんでした。

4. テーマの分析
歌詞には「50年後のあの頃」や「海水を真水に」といった時間や自然に関するテーマが含まれています。これらのキーワードから、環境問題や未来への展望を扱った作品である可能性が考えられますが、具体的な出典は特定できませんでした。

#### 調査結果のまとめ

以下の表に、調査で参照した主要なソースとその結果をまとめます。

| ソース名 | 内容の概要 | 該当する歌詞の有無 |
|———————————————–|————————————————|——————-|
| Mrs. GREEN APPLEの歌詞一覧リスト – 歌ネット | 人気アーティストの歌詞リスト | なし |
| [詩空間 – 河津聖恵のブログ 「詩空間」]([invalid url, do not cite].hatenablog.com/entry/shikukan) | 詩に関するブログ、関連テーマの詩を含む | なし |
| 海水淡水化 – Wikipedia | 海水淡水化の技術的情報、関連するキーワードあり | なし |

#### 考察と結論
調査の結果、提供された歌詞の出典を特定することはできませんでした。複数の検索戦略(全歌詞検索、部分キーワード検索、詩としての検索)を行いましたが、該当する情報は見つかりませんでした。これは、歌詞があまり知られていないソースから来ているか、オンラインで公開されていない可能性を示唆しています。
例えば、個人制作の詩や限定公開の作品、または特定の地域やコミュニティ内で共有されている歌詞である可能性があります。
もし追加のコンテキスト(例えば、アーティスト名、発表年、または他の歌詞の一部)を提供いただければ、さらに調査の範囲を広げられるかもしれません。

#### 今後の展望
この歌詞が環境や未来をテーマにした作品である場合、関連する文学賞の受賞作品や詩集をさらに調査することで、出典が見つかる可能性があります。また、歌詞の一部が誤記である可能性も考慮し、類似する表現を持つ作品を検索することも有効です。

### 主要引用文献
– [詩空間 – 河津聖恵のブログ 「詩空間」詳細な詩のコレクション]([invalid url, do not cite].hatenablog.com/entry/shikukan)
– Mrs. GREEN APPLEの歌詞一覧リスト – 歌ネット人気アーティストの歌詞
– 海水淡水化 – Wikipedia海水を真水にする技術情報

 

 

 

#poetry #rock musician

wail

 

工藤冬里

 
 

佃煮も根は珍しいだろう
と地中海の昆布は言った
衰退する町で
猪の眼の三白
再びマスクをして
売り惜しみしない
黒光りする佃煮
俺のカペルナウムは何処か
更地願望の家並に果樹担当者を派遣し
花の芯の見える角度で
地図の水色マーカー片手に腎臓を塗る
公開餓死のエリアは​氏族ごと​に​泣き叫び
女性​たち​は​女性​たち​だけ​で​泣き叫ぶ
マックは不倫のイスラエル兵士の挽肉を混ぜることを自分で決めて泣き叫び
女性​たち​は​女性​たち​だけ​で​泣き叫ぶ
松屋はチーズ昆布バーガー丼をプレゼンし
すき家はナポpope牛をプレゼンしたが
ガザには食物がない
土地​は​チェーン展開のゴミごと​に​泣き叫ぶ
そして女性​たち​は​女性​たち​だけ​で​泣き叫ぶ

 

 

 

#poetry #rock musician

It’s not me

 

工藤冬里

 
 

春なのに仕事をしない恥晒しの子供はまず立ち上がらなければならなかった
白茶けてきたのは白髪だからだ
アニメの犬のように
守り切ることのできないゲームのように
浅かった椅子を坐り直して
言葉が人を永遠に助けることができるならば

趣味だけでは豊かになれず
生を存えさせることができない
醤油差しのように坐っていた
体の中に銀があり
137.5度の渦巻に粒子ごと呑み込まれる

アルミの塵取りが光って
失透空色のアレイを片手で持ち上げ
投げ捨てても投げ捨てても
日の出日の入りが重なり
牡丹色系列の重荷は海底に
見えない力なのでそれはセオリーではなく経験

 

 

 

#poetry #rock musician

loyalove

 

工藤冬里

 
 

返せないので死ぬしかなくなった
死んでも7対3のケイ素とアルミナと微量のアルカリ土類金に戻るだけだった
骨壷にはカルシウムがギザギザ溶けずに固まっていた
オリジナルと遺伝と後天、三種ある返済方法の全てに当て嵌まる肉は
なかったことにする勾留の晴々
生き返ったら美術はダサい教育を受けるだろう
想像力において不法の人
まことしやかであればあるほど
数式の結構は伽藍であった

 

 

 

#poetry #rock musician