michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

布団蒸し

 

爽生ハム

 

 

ひとつやふたつじゃ
足りない仮病の布団は
ふたりが寝る布団。
ふたりが寝る布団。
来客がほしい
ひとつやふたつじゃ
後世に残らない、接触の果てにドレスを着た女。女が歩いた浜辺を、狙う男。男の背中に新しい子がいる。背骨に噛みつく新しい子
、肩甲骨を隠れ場所にしたみたい。

布団の下にはいつもの別れ。が
天才漫画家の筆で
ぼりぼり彫られている
ぼりぼり皮膚が解ける音は、
決して正解の音じゃない。消した子の数だけ擦れる。こすれる、痛いに決まっている。