michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

あと1キロ

 

爽生ハム

 

鞄に感動することを感じ
おおいに鞄は ずたぼろに
鞄のことは
純粋な思い込みで忘れる
連結した視線が
フックにひっかかる
憶えのない 環境だった
歯ぎしり用の紐で
飾り花が固定された側道は簡素
はぐれたあばずれをめざして
帰宅するたび
逆光があっけらかん
気が紛れるから記憶するんです
でも感動することにおされて
坂を真っ逆さま
しがみつく指の間隔から
飾り花が真実味をおびる