michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

「はなとゆめ」 04 冷却

 

木漏れ日が揺れて
ました

きみのいない庭に風が吹いていました

今朝
藍色の朝顔の花がふたつ並んで咲きました

藍色の朝顔の花がふたつ並んで咲きました

テーブルの下で眠っています
テーブルの下で

モコの柔らかい胸がゆっくりと膨らんで
静かに息をしています

モコの柔らかい胸がゆっくりと膨らんで静かに息をしています

藍色の朝顔の薄いはなびらが揺れていました
藍色の朝顔の薄いはなびらが揺れていました

こちらにあるのでもなく
あちらにあるのでもなく

つまりこの世は神が創ったのではなく

初期宇宙は光に対して不透明でした
宇宙が膨張によって冷却すると温度は下がり

中性原子のみとなった宇宙で放射はほぼ妨げられることなく進むことができます
中性原子のみとなった宇宙で放射はほぼ妨げられることなく進むことができます

愛ちゃんは
泣きました

がんばってやってきてよかったなと思いますと言い愛ちゃんは泣きました
がんばってやってきてよかったなと思いますと言い愛ちゃんは泣きました

愛ちゃんは泣きました
愛ちゃんは泣きました

 

 

※この作品は以前「句楽詩区」で発表した作品の改訂版です。