きのう
神田で飲んで
目覚めたら妙蓮寺だった
菊名はすぎて
いた
重いリュックを背負って
地下通路を降りて反対側のホームにたったのだ
大風の
夜の水浸しのホームの
渋谷行きの電車がきた
わたしはこの世を解析する数式を見つけた
渋谷行きの電車は淋しい
きのう
神田で飲んで
目覚めたら妙蓮寺だった
菊名はすぎて
いた
重いリュックを背負って
地下通路を降りて反対側のホームにたったのだ
大風の
夜の水浸しのホームの
渋谷行きの電車がきた
わたしはこの世を解析する数式を見つけた
渋谷行きの電車は淋しい
きょうは
朝と昼にお粥を食べていた
お粥に岩塩をふると美味しかった
もう
西の山に日が落ちてしまった
階下で
女のヒトが夕食を作る音がする
料理のようにならべ
コトバをプレゼントしたことがあった
友だちの結婚を祝ったのだった
幸せを願ったのだった
きのう
急に胃が痛くなってしまった
だいぶ痛みがひいた
たぶんfacebookのいいねのせいだ
自分のための詩が
ヒトのいいねをあてにしている
ばかみたいだ
しあわせになる
ヒトをしあわせにする
そんなことを
考えてみた
考えてみたくなった
今朝
浜辺でレンガ色の石を拾ってきたんだ
レンガ色の中に
いろんな小石を内包した石なんだ
なかなか
見つけられないね
中心というのは見つけられないね
見つめても
そこにはないね
レンガ色の中にいろんな小石を内包した石なんだ
今朝
浜辺で見つけた
流れていっただろう
確信して
確かなこととして掴んだ花は
流れていっただろう
むしろ花の流れていくことの中に
花をみただろう
流れていった
流れていった
水の中で花は薄い紙のようだった
水の中で薄い紙のような花に葉脈がういていた
今朝は
モリッシーをきいています
I HAVE FORGIVEN JESUSをきいています
月曜日は屈辱
火曜日は窒息
水曜日は軽蔑
モリッシーはうたいます
神を許したモリッシーはうたいます
ぼくはきみのことがまだ許せません
流れて
いた
空から
したたって
流れていた
魚たちと
淵に澱んでうすみどりになった
見あげた水面に青空と太陽がひかっていた
水の底を
流れながらひかりをみていた
流れながらひかりのおどるのをみていた
ひかりを
流れていた
流れていった
ススムヨコタさんの
skintoneというCDが届いた
肌の色合いという
そのなかの
カワノホトリノキノシタデという曲をくり返しきいた
滴だった
滴がくり返し落下していた
滴が落下してはじけていた
川のほとりでわたしも生まれた
川のほとりで生まれた
深夜
マリア・コゾルポヴァの
ヴァイオリンを聴いている
コトバはない
マリア・コゾルポヴァのバッハ
バイオリンソナタ第3番第3楽章を聴いている
コトバはない
虫がないている
朝には鳥も鳴くだろう
朝
コトバのないコトバを求めるだろう
深夜に
虫たちは鳴いていたのだった
声が
静まる時刻があった
明けるまえの闇のなかに声のない時はあった
一瞬だったのだろう
もう西の山のみどり色にひかって虫たちや
鳥たちが鳴いている
トンビも
ハクセキレイも鳴いている