いま富山にいる荒井くんから
深夜に電話があり
ドコモのiPhoneについて話して
富山のホタルイカの煮干を買ってきてほしいとつたえた
物理学者の神の数式から
コトバの叙情性について話がおよんだ
でも階下でモコがなくので電話を切ったのだ
木も木材も森も無い
いま富山にいる荒井くんから
深夜に電話があり
ドコモのiPhoneについて話して
富山のホタルイカの煮干を買ってきてほしいとつたえた
物理学者の神の数式から
コトバの叙情性について話がおよんだ
でも階下でモコがなくので電話を切ったのだ
木も木材も森も無い
昼に
突堤をみていました
突堤のむこうに
海と空が水平にひろがっていました
磯ヒヨドリが鳴いて
カモメたちが飛んでいました
深夜
虫たちの声がすべてを埋めています
突堤も
海も空も磯ヒヨドリも
カモメたちも
消えて
いまは闇にひろがる声の生地です
この世がデコボコにみえると
そのヒトはいっていた
この世がデコボコにみえると
よりよい
なんてない
よりよいなんてないだろう
この世がデコボコにみえるヒトには
あの世しかないだろう
この世のデコボコは
あの世だろう
わたしは
バーナンキ議長は
量的緩和政策の継続を告げた
阿部総理は福島第一原発の汚染水問題について
特別措置法の検討を指示した
相馬市漁協は汚染水問題で
消費者の動向をみて対応を検討するとした
気象庁は台風18号で
竜巻が10個発生したと発表した
夕方に
サラダをいただきました
それから
神田で知人と飲みました
ビールを飲んで
燗酒も何本かを飲みました
魚のあら煮が美味しかった
深夜に
荒井くんから電話がありました
わたしの最近の叙情性を批判されました
途中で眠ってしまいました
大風のあとに
姉の庭の桔梗の花の匂いを嗅いでいた
名前のない
名付けられない
ものは
焦点のあわない夢の場所にあった
桔梗の花を嗅いでいた
桔梗の花を嗅いでいた
大風のあとに
暗い階段をおりていった
階下の桔梗の青い花の匂いを嗅いでいた
カタチ
質
典型とは
遠いところにそれはあるだろう
すべての者たちの
忘れられた夢のなかでみた夢のなかに
それはあるだろう
カタチ
質
典型から逃れるもの
名前のない
名付けられないもの
姉の庭の桔梗の花の匂いを嗅いでいた
匂いのない花を
ブラームスもいた
星々のした
粉砕されたものを継ぐ
粉砕され死んだものたちのなかに
いのちがある
星々のしたいのちを継ぐ
星々のした死んだものたちのいのちを継ぐ
そこにいた
晩年のブラームスもそこにいただろう
星々のしたにいただろう
深夜バスで北へむかう
北とは
ないふるさとである
一切のカルマを棄却し深夜バスは北へむかう
ないふるさとへむかう
ふるさとの母は語らない
ふるさとの母は観ない
ただ聴いている
ただ聴いている
母はひかりの声をきいている
母はひかりの声をきいている