鳥の声を
聴かなかった
目覚めて
ベッドの上で
夢の中の姉を反芻していた
神田の
ガード下のレンガの
壁に
寄りかかって
姉は
佇ち尽くしていた
何日も
そこにいたのだろう
抱き寄せると躯は冷たかった
全てを
終える
そこに佇つ
鳥の声を
聴かなかった
目覚めて
ベッドの上で
夢の中の姉を反芻していた
神田の
ガード下のレンガの
壁に
寄りかかって
姉は
佇ち尽くしていた
何日も
そこにいたのだろう
抱き寄せると躯は冷たかった
全てを
終える
そこに佇つ
昨日
海から帰って
ソクラテスを聴いた
今朝も
散歩から帰って
サティの
ソクラテスを
繰り返し聴いている
若い頃
別の女と住んでいて
レコードで
このソクラテスの死を聴いた
白鳥だった
死んでゆく白鳥が
歌ってた
モコは
横で眠っていた