michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

afraid おそれて

 

四谷で

鐘の音を
聴かなかった

秋田から
帰って

教会の鐘の音を
聴いていない

姉から電話があり
秋田に

帰ったのだった
母は

人工呼吸器で
胸を上下させていた

わたしには
与えるものが何もない

何もないことを母に
与える

鐘の音を待つ