michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

bench ベンチ

 

こだまは
熱海を過ぎた

モーツァルトの
ピアノ・ソナタ へ長調 K.280を

聴いて

こだまに乗ってる

また
叙情かよ

そう荒井くんは言うだろう

四谷三栄町の
公園の

ベンチが好きだ

だれも
拒否しない

そんなベンチになりたいな
ことばも

 

 

 

farm 農場

 

どうかな
どうなんだろ

わからない
わからないな

この道がどこまでつづくのか

あの山が
どこまでひろがるか

わからない

母がいて
姉がいて

祠のまえで
ひざまずいていた

牡丹の紅い花が咲いていた
笑っていた

農場の農道の
奥に

祠はひらいていた