michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

left 左

 

みていた

遠くに
タンカーが浮かんでいた

漁礁のうえには
漁船がたくさん浮かんでいた

左眼でみていた

双眼鏡でみると
わかる

右眼で補っていた

右眼で
なにを補うのか

ないヒトとない時間を補う

みていた
みていた

それから

佇つ
歩いていく

 

 

 

clear 晴れた はっきりした

 

突堤をみていた

突堤の
向こうに

海はひかっていた

空はひろがっていた

晴れた空に
半島は浮かんでいた

みえるものと
みえないものはある

磯ヒヨドリが眼のまえの堤防に止まった

紅い腹で背中は青かった
磯ヒヨドリはすぐに飛んでいった