michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

heaven 天国

 

しずくが
したたって

ゆきの
なかに落ちて

しずかに
滲みて

地面まで滲みて

流れて
いったね

春にはね

雪のしたを
雪解け水は流れていったね

まだ雪は
地上を覆っていたね

春の雪は
朝には凍って光っていたね

芽吹いていた
芽吹いていた

 

 

 

141109 塀

広瀬 勉

 

写真-350

タイトルを「雪が降る前に来てけれ、と、なじみが言った」としたのは、何十回と訪れているこの街に、「なじみ」という屋号の店があり、この秋に店終いするということで、是非その前に一杯飲るというのが、主要な動機として有ったのでした。

 

 

 

eye 目

 

みていた

空を
みていた

空の向こう

焼石岳の頂が
白くなるのをみていた

雪が降るのを
みていた

世界が真っ白になるのをみていた

雪のなかに
ラッキーが此方をみていた

ラッキーはみていた

雪のなか
佇つヒトもいるだろう

眼を
見開いていた