michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

snow 雪

日野の
駅で
雪を見ていました

ゆっくり
ゆれながら
降りてきました

日野の駅で
朝まで見ていました

きみはいまどうしているの

雪がふっていました
雪はふっていました

雪が降りてくるのを見ていました
雪はゆれながら降りてきました

 

 

 

less より少なく

溢れかえる
光の
むこうに

わびしい暮らしがあり

そこに
仄かな
ひかりがある

仄かなひかりのなかに
過ぎ去る者が
いた

ことばを求めて
燕は
飛んでいる

あの飛行はより少ないことばから生まれている

燕は
首を捻りながら電線の上でつぶやいた

 

 

sun 太陽

いつか

マナイタの

うえに
それは

ありました

ヒナタ
なのか

マナイタ
なのか

台所のマナイタの朝の光に輝やいていました

四角い光の塊となって

ヒナタなのか
マナイタなのか

朝の

ヒナタの
マナイタの

輝やいていました
輝やいていました