佐々木 眞
雲南桜草
今見えぬ未来を
今に問う未来を
待てども
待てども
鏡に映る僕は
何時も同じ
君の現実は夢?
夢は静かに深い
海の底
今気付かぬ明日を
今に来る明日を
孤独と
孤独と
僕の見る情景は変わらず
君の現実はどこ?
夢は届かぬ
青い空の彼方
しかし
君が望むならば
海は君に扉を開き
空は君に光を注ぎ
そして
君はあの
美しい虹の橋を
渡る。
浅草橋で
飲んで
駒形の
荒井くんの
アパートに泊まったのか
駒形でも
雀は
鳴いた
朝には
桑原正彦の少女が
佇ってた
佇つものよ
佇ち尽くすものよ
ラ・モンテ・ヤングの音の底にも
少女はいた
いない少女よ
葉書に
花の切手を貼っていた
雀
なのかな
ハクセキレイ
かな
はじめて鳴いた
今朝
チチッ
といった
台所でスープの煮える音がした
いまはもう
満員の
電車のなかにいる
悠治さんの
インベンションと
シンフォニアを聴いてる
多声的な声のしたに通奏低音がある