michio sato について

つり人です。 休みの日にはひとりで海にボートで浮かんでいます。 魚はたまに釣れますが、 糸を垂らしているのはもっとわけのわからないものを探しているのです。 ほぼ毎日、さとう三千魚の詩と毎月15日にゲストの作品を掲載します。

pond 池

 

そこに
いた

ひかりは
射していた

祠のまえに
ござをひいて

すわって
いた

笑って
いた

牡丹の紅い花が咲いていた

母も
沖縄で死んだ

叔父さんも

笑って
いた

祠の横には
泉があり

山椒魚たちが
泳いでた

そこで産まれ
帰る

そこに帰る

 

 

 

touch 触れる

 

おととい
大阪から帰って

ビールを飲んで
ねむった

それから
海をみた

のか
空をみたのかな

突堤をみた
波が光るのをみた

世界の果ては

平らで
この世の時間がない

深夜に
ブラームスのピアノを聴く

晩年の118-5
この世の果ての唇に触れた