さとう三千魚
義母の
月命日で
今朝は
晴れていた
朝早く
車で
女と墓参にいった
墓前に
花を活け
線香を添える
ほのかに紫の香りがたちあがる
墓の写真をスマホで撮り
女は
いくえちゃんに
送る
マレーシアにいるいとこの
いくえちゃんに
写真
送る
帰りは
川沿いを歩いて帰った
ひとり
川沿いを
帰ってきた
女は仕事に行った
今朝
西の山を見なかった
#poetry #no poetry,no life
義母の
月命日で
今朝は
晴れていた
朝早く
車で
女と墓参にいった
墓前に
花を活け
線香を添える
ほのかに紫の香りがたちあがる
墓の写真をスマホで撮り
女は
いくえちゃんに
送る
マレーシアにいるいとこの
いくえちゃんに
写真
送る
帰りは
川沿いを歩いて帰った
ひとり
川沿いを
帰ってきた
女は仕事に行った
今朝
西の山を見なかった
#poetry #no poetry,no life
昨日
朝には
洗濯をした
洗濯物を
ベランダに干した
朝食を食べた
味噌汁と
ご飯と
野菜サラダと
納豆と
鮭と
漬物と
食べた
ご飯には
梅干しをのせた
昼前に
車で
海浜公園に行った
芝生の上に
バスタオルを敷いて
海を見ていた
半島の上には雲がいた
海は
凪いでいた
新聞を開いて
ポッドの珈琲を飲んだ
昼を過ぎると
浜辺には
風が吹きはじめます
#poetry #no poetry,no life
昨日は
日曜日でした
予報は
午後から
雨となるようでした
白い
車で
女と
法事に
向かいました
四十九日の法事でした
臨済宗なのか
お寺には
白隠の
半身達磨図が掛かっていました
法事の間は広く
窓々は
開けられていました
庭の緑が
光っていました
読経の後に
雨はふりはじめました
雨がふっていました
雨はふっていました
雨の音を
聴いていました
#poetry #no poetry,no life
2020年4月1日から開始した
広瀬 勉さんの写真、工藤冬里さんの詩、さとう三千魚の詩を、
月曜から金曜の毎日、公開する行為を完結することといたしました。
広瀬さん、工藤さん、ありがとうございました。
今後は、引き続き、
広瀬 勉さんの写真は月曜から金曜の毎日、公開し、
工藤冬里さんの詩、さとう三千魚の詩は毎週月曜に公開いたします。
毎月、月初に、辻和人さん、さとう三千魚などの批評を公開する予定です。
また、
沼恵一さん、薦田愛さん、塔島ひろみさん、みわ はるかさん、芦田みゆきさん、一条美由紀さん、駿河昌樹さん、小関千恵さん、松田朋春さん、萩原健次郎さん、陳式森さん、南 椌椌さん、道ケージさん、尾仲浩二さん、長田典子さん、Yoichi Shidomotoさん、ピコ・大東洋ミランドラさん、原田淳子さん、佐々木眞さん、狩野雅之さん、西島一洋さん、辻和人さん、Claudio Parentelaさん、白石ちえこさん、ヒヨコブタさん、正山千夏さん、松井宏樹さん、鈴木志郎康さんなどの作品、また他のゲストの作品を随時、掲載します。
日曜日はお休みです。
よろしく、お願いいたします。
2021年4月1日 さとう三千魚
this morning
I didn’t walk
always
4 o’clock in the morning
I wake up
vaguely
breathe
book
read
then
along the river
I was walking to the estuary
this morning
I open the window
I’m waiting for a little bird to come to the window
once
from Mr. Shirouyasu
I got a “walking newspaper” **
“tobotobo walking is completely different. that’s it. it’s walking that has only free time.” ***
so
was written
・
He likes taking a walk by himself *
今朝
歩かなかった
いつもは
4時に
目覚めて
ぼんやりと
呼吸して
本を
読んで
それから
川沿いを
河口まで歩いていた
今朝は
窓を開けて
窓辺に小鳥がくるのを待っている
かつて
志郎康さんから
“徒歩新聞” ** を貰ってた
“トボトボ歩きは全く違います。それしかない。暇だけしかないところの歩行です。” ***
そう
書かれていた
・
彼は一人で散歩するのが好きだ *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用しました.
** 「徒歩新聞」は鈴木志郎康が発行していた冊子のこと.
***「徒歩新聞」創刊号(1973年1月1日発行)の創刊の辞から引用しました.
「徒歩新聞」創刊号 創刊の辞
トボトボ歩いている。これは非常にいゝことです。散歩ではありません。散歩は気分を変えるとか、健康のためとかいろいろ利益を目録んでのことですが、トボトボ歩きは全く違います。それしかない。暇だけしかないところの歩行です。本当は凝っと坐っていればいゝのだし、それに越したことはないのですが、残念ながら、そうしているとすぐに飽きてしまうので、歩き出すという奴です。トボトボ歩いていると、人間は自然とものを見て、もの思いに入ります。この二つのことが紙の上に移されたのが、この徒歩新聞です。
#poetry #no poetry,no life
I want to meet a little bird
so
I want
in the morning
when I wake up
I open the window
the tangerines at the tip of the driftwood branches on the windowsill have dried up.
the west mountains stand in ultramarine under the light blue sky.
I want to meet a little bird
I want to meet a little bird
someday
I want to meet
so
I want
・
What do you want with me *
小鳥に
あいたい
そう
思うのです
朝
目覚めると
窓を開けて
窓辺の流木の枝の先の
蜜柑の
干からびて
西の山が
薄い青空の下に群青色に佇っています
小鳥にあいたい
小鳥にあいたい
いつか
あいたい
そう
思うのです
・
私に何の用事ですか *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用しました.
#poetry #no poetry,no life
yesterday
from evening
it was raining
it became a storm at midnight
the rain was banging on the ground
this morning
sunny
on the windowsill
I put the tangerines of the little birds
I listened to Thom Yorke’s song
repetition
listened
singing “we were standing on the edge” **
singing “we were standing on the edge” **
this morning
on the windowsill
little birds do not come
・
I put aside the book I was reading *
昨日は
夕方から
雨が降ってた
深夜には嵐となった
雨が
地面を強く叩きつけていた
今朝は
晴れて
窓辺に
小鳥たちの蜜柑を置いた
トム・ヨークの歌を聴いた
繰り返し
聴いた
“we were standing on the edge” ** と歌っている
“we were standing on the edge” ** と歌っている
今朝
窓辺に
小鳥はこない
・
私は読んでいた本をわきに置いた *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用しました.
** RADIOHEADの曲「LUCKY」から引用しました.
#poetry #no poetry,no life
because the woman is going to aerobics
to the station
by car
I sent her
on the way home
I came back a shortcut along the river
Somei Yoshino cherry blossoms were in bloom along the river
flowers
concently
bright
in the evening
I’m going home
so the woman said
we had walked under the flowers with her mother
・
She wept like anything *
女が
エアロビに行くというので
駅まで
車で
送ってきた
帰りに
川沿いの
近道を帰ってきた
川沿いにソメイヨシノの花たちが咲いてた
花は
こんもりと
あかるい
夕方には
帰るよ
と女は言っていた
花の下を女の母と歩いたことがあった
・
彼女はひどく泣いた *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life
awake
blue sky morning
windowside
bulbul standing
wild cherry blossoms were blooming in some places on the west mountainside
・
This poem is attributed to him *
目覚めて
青空の朝の
窓辺
ヒヨドリの佇む
西の山の中腹のところどころに山桜は咲いてた
・
この詩は彼の作品とされている *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life
morning
I woke up
when I open the window
there is the west mountains under the blue sky
I’m surprised at what is natural
wild cherry blossoms are blooming in some places on the mountainside
“Poetry seems to be by the side and is the core of life” **
so
that person said
this morning
with the CD borrowed from Harutaka Mochizuki
listening to Yuji Takahashi’s “The Art of Fugue”
“Fugue is not a musical form like a sonata form, but a technique that weaves various polyphonic developments from a given melody.” ***
so
Yuji Takahashi writes in the commentary on the CD
“weaving various polyphonic developments from the given melody” ***
what is
“Various polyphonic voices” ***
what is
whose voice
wild cherry blossoms are blooming in some places on the mountainside
I don’t know
but I hear it
・
The airplane was lost to sight *
朝
目覚めた
窓を開けると
青空の下に西の山はいる
あたりまえのことに
おどろく
山の中腹のところどころに山桜は咲いてる
“詩は傍にあるようで生の核なのです” **
そう
そのヒトは言った
今朝は
望月治孝さんから借りたCDで
高橋悠治の”フーガの技法”を聴いている
“フーガはソナタ形式のような音楽形式ではなく、あたえられた旋律から多様な多声展開を織りなす技法である” ***
そう
高橋悠治はCDの解説で書いている
“あたえられた旋律から多様な多声展開を織りなす” ***
とは
“多様な多声” ***
とは
だれの声
だろうか
山の中腹のところどころに山桜は咲いてる
わからないが
聴こえる
・
飛行機は見えなくなった *
* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.
** 鈴木志郎康の言葉.
*** 高橋悠治CD「フーガの技法 J.S.バッハ自筆譜による初期稿」の高橋悠治による解説から引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life