コップの中にるり色の虫が死んでおるさあおれも旅に出よう
会社で
花束をもらった
ありがとうと言った
それで
少し
飲みすぎたかもしれない
昨日
一日寝ていた
ほんとに24時間寝ていた
頭痛と
発熱があり
起き上がれなかった
そろそろ
旅に出かける時なのだろう
海を見にゆく
会社で
花束をもらった
ありがとうと言った
それで
少し
飲みすぎたかもしれない
昨日
一日寝ていた
ほんとに24時間寝ていた
頭痛と
発熱があり
起き上がれなかった
そろそろ
旅に出かける時なのだろう
海を見にゆく
麓には動物園がある
丘の上の
舞台芸術公園の駐車場から不二をみてた
このところ
なんどか
みた
不二は雪をかぶっていた
空は青く
竹林が揺れてた
サハラを見たことがある
背中だね
動物は語らない
みている
夜中に目覚めた
それで
朝になった
おじさんは
朝にはなるんだね
ぎがを
聴いてた
知久寿焼さんの歌うぎがを聴いてた
金色の髪の毛のぎが
10回払いで買ったぎが
おじさんは
会社辞めます
三月に会社をやめて詩人になります
お金のために働いた
のでなかった
きみたちのためにも働いた
おじさんに友はいた
だが
おじさんは
友をあてにする
わけには
いかない
真理も
普遍性も
あまりあてにできない
浜辺で
海をみてたりする
うぬぼれでもない
ロマンチックでもない
この波だった
きみのためではない
わたしのためでもない
ポリフォニーのなかにいた
夜中に
林拓のあざらしの恋を聴いてる
昨日は
神田の鶴亀で飲んだのだったか
おじさんたちの隣りでひとり
飲んだのだったか
おじさんたちには友がいた
おじさんは
おとなしい
あざらしの息吹のように飲む
早く帰ろう
早く帰ろう
きみの
生まれた朝
おめでとうという
まだ
きみは
ねむって
いるね
きみの
生まれた
朝
ありがとうという
なんだか
谷川さんの詩みたくなってきた
ごめん
ひどいやつだから
なにも
あげられない
なにもぼくにはないんだ
さよならと
ない
だけが
きみとぼくを支えてる
もう
昨日か
自転車で海まで走った
雨になるのか
灰色の空の下の海をみた
平らだった
帰って
ソファーで2001年宇宙の旅をみた
人間的な宇宙の絵画だった
愛などなかったと
いえない
デイジー
デイジー
君に夢中だ
浜風文庫では2017年12月2日に、
鬼子母神の蕎麦屋、鮨屋にて、小さな忘年会を行い、
その後、鬼子母神から池袋まで歩き、ファミリーレストランで「詩の合宿」を行いました。
協議の末、俳句と即興詩を制作することになりました。
俳句の兼題は「忘年会」で、
即興詩は各自がタイトルを書いた紙をくじ引きしてそのタイトルで15分以内に即興詩を書くことをルールとしました。
参加者は、以下の三名です。
尾内達也
長尾高弘
さとう三千魚
今回は、合宿の一部である俳句と即興詩を公開させていただきます。
なお、
だいぶ酩酊している状態での「詩の合宿」であることを追記しておきます。
(文責 さとう三千魚)
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俳句
忘れてはならぬことばかり忘年会
忘年会言われるまでもなく忘れ ☆
天心の青に洗はれ年忘れ ☆
忘年会犬も歩けばたたかれる
あな黒し忘年会の果てるとき
忘年会忘れていいのは何のこと
忘れても思いだすのさ忘年会
酔いまして上司の背中を叩く忘年会
参加せず夜の海を見る忘年会 ☆
即興詩
愛の実現はむずかしい
気を抜けばたちまち
力関係の中
抑圧が嫌だと言っても、
愛するにはエネルギーが
いるわな
そこが男と女のちがいだね
女は愛されて自由になる
男は愛して自由かな?
社会の わなをくぐり
ぬける
赤インクのペンで、さ
他にも食べるものは
あったと思うんですけどね。
なんで自分が生み出したものを
また自分の中に戻しちゃったのか。
完璧を求めていたから?
いや、ただおくびょうだったから?
でも、
子どもを食べるのをやめたとき
ほっとしたんじゃないでしょうか。
いとしいものが見つかるなんて
とても幸せなことだから。
これで安心して死ねるから。
東名バスに乗って
鬼子母神までやって
来た
鬼子母神では
達磨の
湯呑みを買った
これで芋焼酎を飲むんだ
馬鹿は
馬と鹿だな
馬鹿は酒を飲んで
馬や
鹿の目玉をもらうのさ
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浜風文庫では2017年11月11日〜12日に、
「蓼科高原ペンションサンセット」にて「詩の合宿」を行いました。
さとうの発案で参加者各自にて自身の詩と他者の好きな詩を各1編を持ち寄り、
各自の声で朗読を行うこと、
また、その後に、
各自がタイトルを書いた紙をくじ引きしてそのタイトルで15分以内に即興詩を書くこと、
そのような詩を相対化しつつ再発見するための遊びのような合宿を行いました。
参加者は、以下の4名です。
長田典子
薦田 愛
根石吉久
さとう三千魚
会場は浜風文庫に毎月、写真作品を掲載させていただいている狩野雅之さんの経営されている「蓼科高原ペンションサンセット」でした。
大変に、美味しい料理と自由で快適な空間を提供いただきました。
大変に、ありがとうございました。
今回は、合宿の一部である即興詩を公開させていただきます。
(文責 さとう三千魚)
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尖る麦茶、ビシ、ビシ
尖る蜜柑、ピチ、ピチ
尖る骨、ガラ、ガラ
平目の目は上を向いているからね
だけど骨は尖っているんだ
知らなかったね
平目はおべんちゃら言いながら
ほんとは尖っているんだ
尖れ、尖れ、尖れ
平目よ、尖れ!
おべんちゃら言うな、尖れ!
いや、尖るな。
俺の箸が捌いて骨を数える
骨の数だけ空を突き刺す!
麦茶を突き刺す!
蜜柑を突き刺す!
平目よ、
雨の中に立ってろ!
※長田典子さんには即興詩の制作前に以下の詩を朗読されました。
長田典子さんの詩「世界の果てでは雨が降っている」
鈴木志郎康さんの詩「パン・バス・老婆」
朝いちばんの光をつかまえるのは俺だ
ぬれやまない岩肌をわずかにあたためる
月の光をつかまえるのは
我先にと走りだす低俗なふるまいなど
しない俺の尻の色をみるがいい
みえないものに価値をおく輩も近ごろ
ふえているときくが
俺はゆるすことができない断じて
そっとふれてくるお前が誰だか知って
はいるがふりかえりはせずに
くらがりの扉をあけにゆく
ひとあしごとに
たちのぼる
くちはてた木の実のにおい
世界はめくれてゆく
俺のてのひらによって
紅あかと腫れあがる
初々しさにみちて
※薦田 愛さんには即興詩の制作前に以下の詩を朗読されました。
薦田 愛さんの詩「しまなみ、そして川口」
河津聖恵さんの詩「龍神」
ビーナスライン
雨の中に
光って
どこへ行ったか
南の空が明るく
西の空は暗かった
雨の中に
立っている女だった
立ってろと
サトウさんが言った
※根石吉久さんには即興詩の制作前に以下の詩を朗読されました。
根石吉久さんの詩「ぶー」
石垣りんさんの詩「海とりんごと」
明け方には
嵐だった
朝になったら晴れてしまった
それから
車のガソリンを満タンにした
52号を走ってきた
八ヶ岳を見た
下着をせんたくした
※さとう三千魚は即興詩の制作前に以下の詩を朗読しました。
さとう三千魚の詩「past 過去の」
渡辺 洋さんの詩「生きる」
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どうなんだろう
とても言えない
そこに愛などないと
言えない
今朝
安倍川の橋を渡る時
カーラジオからボレロが流れた
にぎりめしを渡してくれた
雨の中
背中を屈めて田圃の稗を母は抜いてた