東横線を
降りて
日比谷線に乗り換えた
いま
ここに
いる
昨日は
鶴亀で飲んで
深夜の電車で帰ったの
だったか
それで
帰りの暗闇で
写真を撮った
そこに
ひかりは
あった
以前
ブライアン・イーノのエアポートを
福島さんから借りたな
東横線を
降りて
日比谷線に乗り換えた
いま
ここに
いる
昨日は
鶴亀で飲んで
深夜の電車で帰ったの
だったか
それで
帰りの暗闇で
写真を撮った
そこに
ひかりは
あった
以前
ブライアン・イーノのエアポートを
福島さんから借りたな
きのうは
深夜の
電車で帰った
いつも
そうさ
夜道では
カザルスの鳥の歌を
聴いた
呻いていた
引き裂かれていた
はだかの
カザルスがいた
ピーと鳴いた
ピー
ピー
ピーー
そう
カザルスは
鳴いてた
暗い夜道を歩いて
帰ったのさ
田原町で
地下鉄を降りて
浅草水口で
飲んだの
だったか
それから
ファミレスで
コーヒーを飲んだの
だったか
深夜の
仲見世の
通りを歩いて
いた
シャッターに
松の林が
描かれていた
世界が二重に見えると言った
そのヒトは
庭を見ていた
昨日は
曽根さんと
神田で飲んだ
一昨日は
桑原正彦と
鶴亀で飲んだ
のかな
曽根さんとは
桑原正彦の絵の話を
少し
した
曽根さんは
桑原の景色の絵を
いい
と
言ってくれた
嬉しかったな
昼間
しろい雲が浮かんでいるのを見た
きのうは
日曜日で
朝
こだまで
東京に来た
途中
熱海と小田原で写真を撮った
新幹線の
窓から
流れる景色を
撮った
過ぎ去るもののなかにとどまる
ものがいる
冷たい光を抱く
冷たい景色を抱いている
どうかな
少し
ロマンチックか
目覚めた
もう
夕方に
なっていた
目覚めて
眼の前の障子を見ている
ラ・モンテ・ヤングの
ピアノを
聴いている
どうなんだろう
死んだものにしか見えないものを
きみは
見ようとしてる
霧のむこうに
行こう
モコと
散歩に行こう
風紋
という
新宿の店で
竹田賢一さんの
大正琴を
聴いた
挽歌だった
という言葉も
アルバート・アイラーをはじめて
腹で聴いた
という言葉も
以前
聞いていた
風紋の
上を
聖歌は
過ぎてゆくだろう
明日
海に行けと
言った
今朝
秋田の
姉に電話した
母が
感染症にかかって
頬っぺがおたふくみたいになった
そう
メールに
書いてあった
このまえ
帰省のとき
ふるさとに乳流しおり天の川
と
姉の短冊に
書いて
きた
わたしに友だちは
あまりいない
今朝
早く
岐阜に行くと言って女は
出て行った
わたしは
浜辺で
写真を
撮ったりした
日常には
物語があるなどと
いったら
ややこしくなる
鈴木志郎康さんの極私は
このまえの詩集で
ついに
わたしが消えた
昼寝から目覚めた
昼の
光がまぶしい
昨日は
浅草の水口で
荒井くんと
飲んだ
荒井くんから
飯倉照平さんのこと
ムサビをやめて
タンザニアに行ったことを
聞いた
それから
神谷バーで飲んで
駒形の部屋で
工藤冬里を聴いた
今朝
目覚めたら雀が鳴いていた
この世は
劇場ではない