drop 滴 落下

ススムヨコタさんの
skintoneというCDが届いた

肌の色合いという

そのなかの
カワノホトリノキノシタデという曲をくり返しきいた

滴だった
滴がくり返し落下していた

滴が落下してはじけていた

川のほとりでわたしも生まれた
川のほとりで生まれた

 

 

language 言語 ことば

深夜

マリア・コゾルポヴァの
ヴァイオリンを聴いている

コトバはない

マリア・コゾルポヴァのバッハ
バイオリンソナタ第3番第3楽章を聴いている

コトバはない

虫がないている
朝には鳥も鳴くだろう

コトバのないコトバを求めるだろう

 

 

bark 吠える

吠えない
だろう

花は
吠えないだろう

そのヒトは
この世はデコボコに見えるといった

白い花はここにはないといった

白い花は
どこにもない裂け目だった

白い花が咲いていた
白い花が咲いていた

白い花がデコボコのなかに咲いていた

吠えていた

 

 

learn 学ぶ 習う

西の山が
薄緑に浮かんで空は明るい水色となった

日射しを集めて
明るくなるものと消えさるものがいた

まだ生き延びて
夜の足の表で血を吸う蚊がいた

深夜に白鷺が叫び声をあげていた

空は明るい水色となった
西の山が薄緑に浮かんで空は明るい水色となった