teach 教える

むかし
プアプア先生にあったんだ

先生は
プアプアだといった

世界はプアプアプアプアだといった

意味わからなかった
でも素敵なヒビキだった

世界はプアプアなのだ
プアプアプアプアなのだ

一人で
個として生きていけ

そう先生はいったのだといま
思う

 

 

 

name 名 名前

花にも
名があった

ヒトがつけた名があった

思い浮かぶ花が
ある

雪解けの庭の隅に水仙が咲いていた

夏に
鶏頭が咲いて
鳳仙花が咲いていた

山の斜面に白い百合が匂っていた

ハハコグサは
都市のアスファルトの亀裂に乾いて
いた

黄色の花を咲かせていた

 

 

between 〜の間に

はじめてきいた

蝉が
鳴きはじめた

はじめて声をきいた

風がつよく
空には灰色の雲がひろがっている

西の山は
雲をかぶって頂上が霞んでいる

いまは佇って風をうける
いまに佇って風をうける

蝉の声をきいている
蝉の声をきいている

蝉の声を

 

 

century 世紀

遠い

声に
おびえる

おびただしい

死に

おびえる

つかえないコトバにおびえる

どこかで
密約があったのだろうか

村をやき
民をころし
おびただしい死があった

わたしの祖母の瞳が灰色になった

そのコトバをつかわない
そのコトバをつかわない