とんび

 

塔島ひろみ

 
 

道はまっすぐ海へと続く
梅雨の晴間の午下がり
電線の影を踏みながら
サンダル履きの男と女が
細道を並んで 歩いて行く
住宅街にポツポツある小さな店前を通りすぎ
海へ向かう
手もつながず 会話もなく 
当たり前のように並んで てくてくと
海へ歩く
公園脇を過ぎるとき
誰も乗らないブランコが揺れるのを 二人は見る
風があるのだ
国道下を通るトンネルを抜け階段を上がると 海が見えた

海を見る
波は高く荒れ 海は今日も
どこまでも広い

サーフボードを抱えて 若者が走る
笑い合う男女 ビーチマットに寝そべる上半身裸の強健な男

二人は浜辺に進まず 
舗装された海岸沿いの歩道に曲がる
ぼんやりした速度のまま
強風注意の看板前にかかったところではじめて
足を止める

家にリウマチの息子を置いてきた

発作が起きると大声で泣く
泣いて、泣いて、助けを求める
叫び、もだえる
息子は 言葉の遅れがあり
情緒障害があり
「混血」だった
この国で孤立する女を母とする子が
発達障害と リウマチを抱え
発作は激痛を伴い
4歳の全身を責め苛む
二人は息子を家に閉じ込め
海へ向かう

二人は空を見上げていた
「とんび」
男が指さして、鳥の名を言う
大きな羽を広げ 強風を楽しむかのように
トンビはおよそ10羽ほど、二人の頭上でゆったりと
気持ちよさそうに 旋回していた
男はポケットからスマホを取り出し、写真を撮った

その後二人は一度も立ち止まらず、次の横道で海から離れ、帰路についた
20分歩いて着いた海に
二人はたった4分だけいて
これからまた20分かけて家に戻り
息子へ向かう

静かな一本道を同じ速度でてくてくと
息子へ向かって歩いていく

 

(6月某日、鵠沼海岸で)

 

 

 

52匹

 

塔島ひろみ

 
 

公園の植込み、ツゲの木の下で
大きなお腹の男の子が 木の枝先で土を掘り
ネコを探す
ドクダミの地下茎が縦横にはびこり
引っぱっても引っぱっても
ドングリと人間の手首しか出てこない
汗が滴り、男の子は乾き
出産の機会を逃したまま 老いていく
「義憤と共感」*
数年前住民有志がカンパを集め、52匹の野良猫に手術をした公園
空は鮮やかに晴れわたり プラタナスの木の上でカラスが笑う
もう必要なくなった少年の自転車にぐるぐるに絡みつき
芽を出し無数の花を咲かせた、名もない植物たちが笑う

公園に面した住宅の窓がうっすらと開き
金色の鋭い眼玉が公園を覗く
もう必要なくなった少年の皺だらけの肉体が
土を掘るのをあきらめ、ベンチに腰をおろして突き出た腹をペンペンと叩くのを
じっと見ていた
少年は もうネコを探していたことも覚えていない

 

(2020年5月某日 四つ木公園で)

 

* 2017年9月16日東京新聞

 

 

 

悪い人

 

塔島ひろみ

 
 

屋根が傾いたアパートの前を
老人が犬を連れて通りかかる
その後ろから 悪い人がやってきた
路地を抜けるとそこはもう川だ
老人と犬は土手上へ続く階段を上る
悪い人は上がらず、左に折れ
赤いツツジが咲く狭い歩道を少し入ったところで止まり、チャックを下ろした
よく晴れた祝日 江戸川堤のサイクリングロードは人でいっぱい
ジョギングする人、自転車、スケボー、みなまるで悪いことをする人のように
顔を大きなマスクで覆っている
誰が誰だかわからなかった
あわててポケットからマスクを出して付け(犬も)、群に混じると
もう、老人も犬も、どれがそれだかわからない
悪い人は土手に向って放尿した
雑草が茫々と生え茂る斜面に湯気が立ち上り、しぶきを浴びたひなげしが くすぐったそうに顔を振った
それを見て太陽がキラキラと笑っている
用が終わると悪い人は性器を汚ないズボンにしまったが
悪い顔は丸出しのまま タバコをくわえる
悪いことを重ねて辿り着いたどん詰まりの東京の土手下で
天に向け煙を吐きながら
次にどんな悪いことをするのか、悪い頭で考えるのだ
空は鮮やかな青色
鼻を塞いだ土手上の悪くない人たちには届かない4月の草草のにおいを嗅ぎながら
悪い人とひなげしと太陽
そこに 緊急事態宣言は発令されていなかった

 

(4月某日、北小岩4丁目で)

 

 

 

ごみ

 

塔島ひろみ

 
 

いつも川は下にあり
私は橋の上から船を見た
「潮来丸」
と書かれた小型の曳船
その隣り、それがその地から曳いてきたのだろう、クレーンが載った大きな作業船
その上で、
今日も男たちは指をさし、声を掛け合い、
動きまわる
そしてときどき
暗い空を映した中川を覗く
水中では仲間が潜水作業をしているが
川は濁っていて 闇夜のようだ

午後から荒れた天気になるという
橋脚補強工事は終盤にさしかかり
彼らはこの船上の現場で2回目の春を迎えた
西風が強まり、
日ごとたくましくなる梁が支える橋の上で
私は吹き飛びそうになりながら船を見下ろす
白いヘルメットの男が先刻から動かず
(風などないかのように)
船のふちで川の中をのぞいている
両ひざを手のひらですっぽり包み、
立ったまま身をかがめて川を見ている
潜水作業員はまだ 戻ってこない

風に雨が混じりだした
あわてて折畳み傘を開いたのがいけなくて
傘は、突風にあおられて私の手から容易に離れ、
くるくる、風に弄ばれ、踊りながら船から突き出た棒杭を掠め、川へ落ちた
義母がくれた紺地に三日月柄のおしゃれな傘は
鈍色の水面に今 ゴミとして浮かび 流れてゆく
工夫が数人、橋を見上げた
そして私を見てすぐに、視線を戻し作業を続けた
時折、立ち止まって川を見ながら

夜空模様のナイロンゴミが中川下流の水に体を浸し、東京湾に向って流れていた
長年親しんできたこの川の水に私は触ったことがない
毎年水質ワーストにランク入りするこの川に、決して触らずに生き延びてきた
その水に ゴミになった傘が触る

* * *

川底では、水中溶接に失敗した潜水夫が、
中川の深奥の絶景を、
誰も、仲間たちのただ一人さえも知らないその黒い闇に息づく、様々なゲテモノたちが奏でる音楽を、
静かに 楽しみながら、味わいながら、
東京湾に向ってゆっくり 泳いでいた

橋の上で私は どこへ向かえばいいのかわからない

 

 

(3月某日 本奥戸橋で)

 

 

 
#poetory

 

塔島ひろみ

 
 

空は青いのがよいと思った
広く、晴れわたり、カモメが悠々と飛んでいる
日が暮れて、赤く輝く西空もまた、好きだ
その空は、家々の屋根も、この部屋の汚ない絨毯も、私の指も伸びた爪も、なんとも魅力的な色に染めてくれる
そして夜
大きな月と闇の中に瞬く星
たまに渡り鳥の群れが現われ、どこへともなく飛び去っていく
空を見るのが好きだった

その空は、その、どれでもなかった
電信柱と同じ色の、そこから垂れた電線にぶら下がっているような、空だった
くすんでいた

老婆は、北風が強く吹く夕暮れに、狭い路地からぬっと現われ
卑屈さと、自信とが入り混じった醜い顔で、空を指差し
「ほら、すごいわよ」
と私たちにそれを見るように促した
「あんなに」
「鳥よ」
と嬉しそうにずるそうに言った
その方向に私が見たのは、薄汚れた屋根屋根の上にだらしなくたるむ何本もの電線、
その電線に止まる数羽の、電線と同じ色の冴えない鳥
その隙間に、そこに建つ特徴のない家々の壁と同じ色の場末の、この江戸川区西小岩2丁目の空が、少しだけあった
ちょっぴり何かを期待して見上げた私はがっかりし、視線を下ろすと
この寒さに薄手のカーディガン一枚羽織るだけの老婆の そのカーディガンの紫色が、鮮やかだった
そうですね、とだけ言って踵を返し、歩き出す
「空を見なさい!」
「空見なきゃダメだろ!」
後ろから狂った女の怒声が追いかけてくる
早足で逃げた

私だって空を見るのだ
もっといい空を知っているのだ
この坂を登れば新中川にかかる橋に出る
そこには電柱も電線も邪魔しない空が一面に広がるのに
澄んだ雲が風に流れる大きな空は、いろんないやなことも忘れさせてくれるのに
どうしてあんな空を女は自慢するんだろう

カラスの鳴き声が空のどこかで遠く響いた
橋の向こうから自転車で、高校生の集団が走ってくる
気付くと 一緒に歩いていた娘がいない
振り返る

坂の下の澱んだ場所に、娘はいた
何年も前につぶれた楽器屋の看板の脇で、老婆と並んで、空を見ていた
二人は、少し笑って、電線に仕切られた西小岩の空を眺めていた
その空は、今私の上に大きく広がるこの空と同じ、何もない、ただの、空でしかない空
同じ空だ

鳥が来た
私の頭を通りすぎて、鳥は彼女たちが見ているいびつな電線に向って飛んでいく
そこに止まる

 
 

(2月某日、西小岩2丁目街道沿いで)

 

 

 

誕生日

 

塔島ひろみ

 
 

その木が何のために植わっているのか、私は知らない
誰が植えたのかも、私のものなのかすら、忘れてしまった
けれど私の家の庭にそのミカンの木はあり、毎年実をつけた

いつからかその実を私は、取らなくなった
木は高くて手が届かなかったし そのまま食べるには酸っぱかった
時々道に実が落ちてつぶれていた
ミカンはライフのがいつも甘く、その方がよかった

毛糸の帽子を深めにかぶり、雨でもないのに傘を持ち、
薄汚い白っぽいジャンパーを着て
男が、少し傾斜のある細いこの裏道を歩いていた
角の家には大きなミカンがなっている
それを知っていたから、傘を持って歩いていた
ミカンの家はいつも陰気くさくて若いのはいない
通りすぎざま、傘をひゅっと高く持ち上げて、果実をもぐ
次の瞬間ミカンは彼の左手の中にあり、次いでジャンパーのポケットに突っ込まれた
ミカンは男のものになった
立ち止まることなく男はその妙技をやってのけ、振り向きもせずに歩き去る

それを、2階から見た

みじめな男がミカンを食糧にするさまを、見下ろした
ゾクリと気持ちよい感覚が首筋をくすぐる
どうでもよかったミカンの木は、はじめて「私の木」になった
男は新鮮なそれを、私のミカンを、神社の公園でガツガツとうまそうに食うのだろうか

今日は私の誕生日だ
雨戸を閉め、今日は早めに
残酷に眠る

 

(1月某日、立石8丁目で)

 

 

 

駒形橋下

 

塔島ひろみ

 
 

隅田川を見ながらカップの白鹿を飲んでいた
食べ終わったサバ缶の空缶を袋にしまうと、植込みの縁に寝そべり、ウトウトする
目の前に古ぼけた屋形船が停まっていた
水上バスが高速で行き来するたび、ザブンザブンと高波が立ち、屋形船は大きく揺れる
それを見ていた
巨大なスーツケースを転がして、大勢の人がこの川べりの道を通り
前方にそびえるスカイツリーを指さして、写真を撮った
そのスカイツリーの背後に、圧倒的な空が広がる
それを見ていた
いつか足の立たない痩せた、死にかけた男が横にいて
私と一緒に川を見ていた
飲みかけのカップを渡すと一口飲み、顔を皺くちゃにして私に笑った

日が落ちると人の数がめっきり減った
屋形船が通りすぎる 赤々と灯がともり燃えているようだ
私たちの前に停まる船はまだそこにあり、今日の出番はないらしい
船が行ってしまうと星が見えた
凝り固まって横たわるものに時間は川のように柔らかにたおやかに流れ
明け方には冷たいむくろになっていたけれど
汚ない大きな荷物のような動かないそれが
かつて名を持って人間社会に生きたものであっては具合が悪く
私たちは触られることなくしばらくそこに在って、隅田川を眺めていた
美しい朝日がこの川を黄金色に染めあげた夜明けを
だから私は知っている
私たちだけが知っている
翌日この小さい船の提灯に明りがともり、寒風の中を元気に出帆していったのも、そこに実は橋下に住む黄な粉色の野良猫がこっそり乗り込んでいることも知っている

今も、隅田川を眺めている
この川が好きなのだ

 
 

(12月29日 駒形橋橋脚付近で)

 

 

 

バケツ

 

塔島ひろみ

 
 

パチンコ屋の店先で女が大きなポリバケツを洗っている
ホースで水をダイナミックに流しながら
緑のタワシでゴシゴシこする
濁った水が店横の歩道から、ドクドクと環状七号線に流れていく
歩道の汚れも一緒に押し出し、水は少しずつ透明になる
女は毎朝7時50分にそれをやる
全ての作業を無言でやる
そして雑巾でキュキュッと水を拭き
太陽に干すと 開店の10時にはピカピカになるのだ

そのバケツに向かって 昼過ぎ、私たちはスシローの階段を降りた
環七を挟んでパチンコ屋の向かいにある、回転すし屋の階段を降りる
3貫盛りフェアで膨らんだお腹を抱え マグロと一緒に、階段を降りる

信号の向うに、犬を抱えた男がいた
痩せた薄茶色の犬の足は、硬直しているのか、ピンと空を向いている
男はまるでご馳走の載った皿を持つみたいに
その固まった獣を抱えて、立っていた
大型車が轟音を立てて走り抜ける
環状七号線はたくさんの車を飲みこんで、流れ、
その上を、縦横無尽にカラスが飛び交う
信号が変わった

鮪、米、鰹、蛸、お金、ひがみ、恋、非行歴、愚かな正義・・・
ぐちゃぐちゃに体内に閉じ込められたそれらと一緒に、
私たちは巨大な、ガンジス河のような環状七号線を横断する

カラスが激しく鳴いている
犬を抱えた男はこちらに向かう
近づいてみると、
それは木製のこわれた犬の置きものだった
足をピンと立てた嘘の犬は、
男が歩くたびにカタンカタンと、どこか取れた部分が音を立て、
ご馳走のように抱えられたまま私たちと擦れ違う
そして、
どこか、私たちと別の場所へ向っていった

向う岸では青い、大きな、ピカピカの、パチンコ屋のポリバケツが待っている
私たちをタワシでこすり、環状七号線に流すために

今、そこへ向かう

 

(11月某日、スシロー付近で)

 

 

 

 

塔島ひろみ

 
 

満員電車で運ばれていた
多くのものが足がなく、多くのものが鼻もなく、
たいていは合成樹脂だった
知らないもの同士だったから、
話す言葉を持たず、
話す理由を持たないから、
黙って運ばれ、
こんなに満員でも、車内は静まり返っている

ポイントを通過し、電車が揺れた
私たちはグラグラと動き、圧迫し合う
ニッケル合金の私の肘が隣の女の腹を突いたが
女は痛くもないのだろう、呻きもせず少し体をずらしながら、何かを私にポトリと垂らす
女の額から黒い汗がこぼれている

咳が聞こえた

満員の車内で、誰かがコンコンと小さく、咳をしている

咳は一度止み、間をおいてまた、始まった

沈黙の車内に、咳の音だけがひびく
咳が聞こえるたび、貨物たちはムズムズと、少し動いた
みんなが咳を聞いていた
積み重なった肩のへりや、頭の後ろで、皮膚のどこかで、
その生々しい、貨物の発する咳を聞いた

Y駅で少しの乗降があり、さらに混みあった電車は橋にさしかかる
荒川河川敷に射し込む朝の日差しが、車内にも届く
貨物たちは一瞬、金色に染まった
そしてその金色の光の中で、私は
眼下に12匹のタヌキの子どもの姿を見たのだった

咳は聞こえなくなっていた
ギュウ詰めの電車内から解放されて、タヌキたちは河原で飛び跳ね、じゃれ合っている

電車はもうすぐ地下に入り、私は都営線に乗り換えて、職場へ向かう

まるで自らの足で歩いて向かうように、職場へ向かう

この足は、誰の足だろうか?
私は、モノだろうか? それとも、タヌキだろうか?

あるいはもしかして私は、ヒトだろうか?
そう思い至ったとき、背筋にゾクッと、生々しい戦慄が走った

 
 

(10月某日、京成押上線上り列車で)

 

 

 

ラッパと長靴

 

塔島ひろみ

 
 

ゴルフ練習場から球を打つ音が聞こえてくる。
その裏に沿い神社へと続く道は行商豆腐屋の通り道で、
今日もラッパを吹きながらバイクを低速で走らせていると
「お豆腐屋さーん!」と声がかかった。
それは古い木造アパート脇の静かな場所だ。
高齢の男性が2階から声をかけ、タッパーを手に降りてくるまでの間に豆腐屋はバイクを降り、スタンドを立てると、チョコレート色のガードレールに近づいた。
おいしそうな色のガードレールが整然と続き、歩道を歩く人を交通災害から守っていた。
根元ではところどころにペンペン草がこんもりと茂り、生温かい風に揺れている。
豆腐屋はガードレールの上部を両手で持ち、長靴の足で強く、蹴りを入れた。
それから下の雑草の辺りも、ゴンゴンゴン!と、蹴り潰す。
豆腐屋の顔は戦争のように厳しく、暗く、一言も発さない。

高齢の男性が到着した。
その頃豆腐屋はバイクに戻り、荷台にくくりつけた冷蔵ボックスの蓋に手をかけて男性を迎える。
腰が曲がり、足の弱った男性をいたわり、体の様子を聞き注文を受ける。豆腐を男性の持ってきた容器に入れ、油揚げをポリ袋に入れて手渡し、金を受け取る。

すべてが終わり、男性は家へ、豆腐屋はヘルメットをかぶり直し、バイクにまたがる。エンジンをかけ、出発する。
プーププー。豆腐屋の息を含んだラッパの音は、次第に薄く、遠くなる。

代わりに、思い出したようにゴルフ球を打つ間延びした音が聞こえ出し、黄砂のように辺り一帯に充満する。

・・・・・

路肩に停車するオレンジ色のトラックのドアが、静かに開いた。
中でパンを食べていた犯人は、帽子を被り大きなマスクを装着し、
高齢男性と豆腐屋がいなくなった道にコソと降り立つ。
そして豆腐屋が蹴り飛ばしたガードレールのところへ行った。
ガードレールは傷はなく、汚れてさえいない。
雑草は少し折れているが、もともと折れていたのかもしれない。枯れ始めて汚らしい雑草だった。

犯人はしばらくガードレールを触って豆腐屋を思った。

 
 

(9月28日、新小岩サニーゴルフの裏手で)